8月、ブログの更新がまだ2回しかできていません。
実際、書きたいことは(あるいは書けることは)頭の中に渦巻いています。毎日の散歩の時にぐるぐる回っているのです。
が……
今、通常運転の中国語学習に加え、英語の勉強も始めてしまい、かつ語学の学習ってワタクシにとっては
楽しい
部類のカテゴリーに入ってしまうため、ブログ更新だけでなく、手芸や読書などの趣味もここんとこ楽しめていません💦
登山と散歩とサッカー観戦だけはやり続けています。
あと、正直夏バテもありますね。
そんなこんなでブログの更新が滞りがち。
前置きはここまでにしといて。
まあ、ジェンダー問題について書くのはあんまり好きではないんですけど、朝ドラの
「虎に翼」
が刺激となって、このテーマでちょっと書いてみようと思い、書き始めていました。
今回はその総括的なことを書こうか。
ワタクシが面と向かって(?)しっかりと足を踏まれた経験は、実は2回しかありません。
ワタクシの父は平等推進者ではなかったですけど、「女だから大学ダメ」みたいなことは言わずに受験させてくれたので、実は男女の不平等なんか感じないでワタクシは大きくなりました。
まあ、弟は遠くの大学で下宿もOKで、ワタクシは「遠くはダメ。自宅から」だったけど、それが不平等とはワタクシもあんまり思いませんでした。
まあ、弟が進学した時、ちょっとは思ったんですけど、でもそれよりも弟や妹のために姉が節約することは当然だと考えていました。
で、自分が本格的に不平等な扱いを受けたのは、就活の時でした。
求人票に「女子可」の判を押されているのを見た時、さすがに
これは差別だ
と、直感でわかりました。
当時、求人票はデジタルじゃなく冊子になってたんですけど、女子が応募してよい企業の求人票には「女子可」の判が押してあり、女子はその判をひたすら探していくのでした。
アメリカではかつて黒人が乗ってもいいバス、そうじゃないバスがあった。
図式としてはそれと同じだったから、「女子可」の判はあからさまな差別だと感じました。
それが1回目。
2回目は、中年になって失業して「人材登録会社」(今のビズリーチとかリクルートとかパーソルとか、転職をあっせんするところです)に行き、文字通り
門前払い
を食らった時です。
受付嬢は、ワタクシの学歴も職歴も資格も全く一言も尋ねず、ワタクシが女性であるというだけで「あちらのハローワークにいらしてください」とおっしゃったのです。
要するに彼女の仕事はワタクシのような「登録対象でない人」をはじくことだったのです。
ただ、この2回とも、私はその場ではそんなに愕然とはしませんでした。
なんつーか、足は面と向かって踏まれたほうが、コトは簡単なのです。私はそうでした。
なんでかと言うと、そういう時は「相手が悪い」とハッキリ思えるから。
むしろスッキリします。
問題なのは、「もしかしたら自分のわからないところで、自分が女性だったから損をしていたかもしれない可能性」だと思います。
自分の全くあずかり知らぬところで損をしていた場合ですね。
例えば、昨今漏れ聞こえてくる「学歴フィルター」などは、本当かどうかわからないから、なお一層いやらしいんだと思います。
むしろ正面切って
「下記の8つの大学以外の方は受け付けません」くらいあからさまに言われれば、そうか、どうせそんな会社なんだなと思えます。
でも、「もしかして学歴のフィルターがかかっているのかもしれない」とハッキリしない場合、果たして自分のどこが落ちた理由なのかがわからず、もやもやします。
ともかく、「踏まれた」経験をしたことは良かったと思っています。
踏まれる辛さを知ってることで、人の気持ちをよくかみしめることができる気がします。
仔羊おばさん