ワタクシはいちサッカーファンであります。
伊東純也選手が日本代表を離脱しました。
まさかいち選手の件で、自分がこんなに悲しむなんて予想もしませんでした。
ほんと、辛さを感じている今日です。
とはいえワタクシも女性の端くれでありますので、女性擁護の立場でもあります。
そうですねえ。ワタクシも結構コワイ目にも遭っていますよ。
主に制服を着ていた学生時代のことにはなりますけど、何回も痴漢に遭いました。
電車で痴漢に遭ったこともあるし、登校途中に変質者に遭ったことも一度や二度ではありません。
ただ、子供の頃から兄弟げんかはじめ、いろんな奴との戦いが私を強い女にしてくれていました。
私の家は違いましたけど、当時は「喧嘩したら勝つまで帰って来るな」って家庭も少なくなかったんですよ。
ある意味野蛮な時代でしたかね。
ですから、登校途中で後ろからスカートをまくられ、いちもつ(本物だったかわかりません)を見せてきた男には、とりあえず落ち着いて歩き続け、交番近くまで引き連れて行き、
「あそこに交番あるから一緒に行こう!」と先にある交番を指さし言ってやりました。
あっという間に逃げて行きました。
下校途中の自宅近くで後ろから羽交い絞めにされた時は、手に持っていた折り畳み傘で、何の躊躇もなく、相手の目を突き、たたき続けて逃げました。
長傘じゃなくてよかったです。長傘だったら、全く何の躊躇もなく、目玉を突きさして失明させてたと思う。
そんなワタクシからしたら、不同意性交なら相手の目をつぶしても正当防衛が認められる、くらいの法律がほしいところです。
ネイルだって、こんな飾りのじゃなく
目つぶしに使えるような針が仕込まれてるとか、そんなのを注文したい。
(半分冗談ですよ💛)
飛行機に搭乗の際は機内持ち込みできなくて、そういうネイルは没収になるんでしょうね。
( ̄▽ ̄)
物騒。
さて、ワタクシ、学校の先生にすごい大事なことを教えていただいた経験があります。
昔のことですから、今ほど性教育とか充実してなかったけど、その教えは肝に銘じました。
先生曰く
「男の人はね、そういう気持ちになったらね、60のお婆さんでも魅力的に見えてしまうのよ!」
高齢化は進みましたから、今なら「75のお婆さんでも」くらいな感覚ですかね。
その後ワタクシも大人になり結婚し、世間を知り、人の親になり……。
今や孫持ちのばーさんですわ。
先生のその言葉の意味、しっかり理解しています。金言だと思います。
そう。
男の人(今の時代に合わせて言うなら、男性に限らずに「男性的要素の強い方」とでも言うべきでしょうか?)はスケベなのが普通で、そういう気持ちになった時には歯止めはききません。
神様にそう作られてしまった……という表現が宗教的で良くないと言うなら、DNAのなせる業、とでも表現しましょうか。
これは仕方がないのです。
そういう気分になっちゃったら、男性(あるいは男性を自認する人)はブレーキききません。
相手が誘っていなくても誘っているように思う。
女性が同意してなくても誘惑されてるくらいに感じている。
「藪の中」という芥川の小説をもとに作られた「羅生門」という黒沢映画がありましたね。
あれも「一つの事実であっても、その人の見方によって全く異なる事実がそれぞれに存在する」ことを見事に描いていました。
そう。
こと「性」に関しては女性(あるいは女性に近い人)と男性(男性に近い人)では認知が異なるというワケです。
そういう気分の時の男性は、女性のワタクシに言わせると「ある種異常な精神状態」にいっちゃってるだろうので、かつての男性優先社会で強姦罪が成立しにくかったのは「そんな精神状態の男性に罪を負わせるのはかわいそう」という男性側の論理が優先されてたからではないか?というのがワタクシの仮説です。
だけども今はそうじゃない。
法も変わり、男女同権がかなり浸透してきて、女性の被害が昔に比べればそこそこ認められるようになってきています。
それは喜ばしいことではあります。
とはいえ男性側の認知は女性側の認知とは異なる、ということはしっかり理解したほうがいいと思います。
先日、実父から小学生の頃に性的虐待を受けていた方の記事を読んだのですが、お母さんがお父さんに問い詰めたら「娘のほうから誘ってきた」と述べたというのです!
そんな年端もいかない小学生の娘が誘ったりするわけないです!
いい加減にせい! と怒りたいところですが「認知が違う」ことは意識しないといけません。そういう精神状態の男性にしたら「相手が誘ってる」ように見えることは考えられます。
とはいえ実の娘ですからね……。
その男性の本能は残酷すぎます……。
ワタクシが言いたいのは、性的被害に遭った女性が自分を責める必要はないけど、やはり男性の生理を理解しておくことは大事だということです。
伊東純也選手の1件も真実は「藪の中」でわかりません。
「虚偽であってくれ」といちサポーターとして願っております。
だけどワタクシは自分も女性の一人として、後輩の女性たちには「気をつけるべきは気をつけてほしい」と思います。
安心して酔っぱらうことは危険!
男性一人の部屋に行くことは危険!
無防備ではいかん!
と多くの女性の後輩たちに伝えたいです。
日本の交通では歩行者優先です。それってほんとにいいルールだと思っています。
自動車と歩行者なら、弱い方の歩行者が優先であって、事故を起こした際に車の側が責を負う、というやり方はいいと思っています。
だけども、じゃあ、歩行者が信号を守らなくてもいいということはありません。
信号を守ってればいいということでもありません。
事故に遭わないように気をつけることが大事なのです。
それでも遭ってしまうこともあるでしょうけど……。
女の子を育てている親御さん、きっと多くの心配をなさっていることでしょう。
小学生の時分から「護身術」みたいな学校の授業があってもいいかなと思います。
(「目つぶししてもいい」法もあればいいかな……しつこい)
まあワタクシもねえ。
若い頃に常に危険に気を配って生きてたかというと、そうでもなかったりするので、人のことは言えないのですが、被害に遭う女性が1人でも少ないことを願っています。
だから、女性は少々保守的に行動したほうがいいかなと。
仔羊おばさん