キャリアアップについて、今の新卒の方なら、女性男性問わず
そんなん語って当たり前
ということなのでしょうね。
でも、ワタクシが新卒の頃はそんなことはなかったし、
そもそも女性の就職に「キャリアアップ」などは存在していなかった。
焦点は就職できるかどうか
と、キャリアアップが望めるかどうか、ということだったと思います。
今は、キャリアアップが望める状態だから、それぞれがそのビジョンを持つのが当然ってことなんでしょうね。
でも、自分の時は(もうかれこれ40年近く前…)、キャリアアップできる制度があれば、もうその企業は十分平等であって、すばらしい企業でした。そして、ワタクシ仔羊にもキャリアアップの野心がないわけじゃなかったですけど、
「定年まで仕事を続ける」が一大目標
であって、それ以上の具体的なキャリアアップのイメージって持ち合わせていませんでした。
課長や部長になるとか、給料とか、部下持つとか、ですね…。
ところで、ワタクシは「キャリアアップした方が幸せなのか?」
という問いに対して、女性が、特に子供を育てている場合、ちゃんとした解答がないのじゃないかと思っています。
男性は子供がいようがいまいが、この点、あんまり悩まないのじゃないかと思いますが…
ただ、時々聞いてみたいと思うのが、男性が一人で子育てする場合には同じような心理って芽生えたりするんですかね?
それともやっぱりそういう考えは女性特有のものなんでしょうかね?
ワタクシが今、知る限りでは、やはり男性はそういう点でキャリアアップに対して迷ったりしないんじゃないかと思います。
たぶん小さい時から、ロールモデルが豊富にあったり、
そうなることが当然
と思っていたりするからかな。
ワタクシの世代などでは、ですから、女性が自らキャリアアップを望んでいたかというと、実はそこまでイメージが持ててなかったし、
仮にキャリアアップしたところで、子育てと両方やるのはしんどすぎて幸福感が持てないゆえ、自らそれを望まない者は多かったと思います。
ワタクシも今もって、(そもそも)仕事を続けてきたことが本当に正解だったのか、今も迷っていますもん。
子供がまともに育ってないのは、自分が仕事を続けてて、子供への関心が薄かったからかな?とか、今でもくよくよ悩むのです…。
じゃあ、自分の人生の選択肢に、「専業主婦」という選択があったのかといえば、
「働く必要」は十二分にあったから、そんな選択は夢みたいなもんでしかなかったんですど、
それでも今でも悩む
ことの一つです。
多様な生き方が許されている
といえば聞こえはいいが、究極、「多様」とは「悩みを生むもの」なのです…
仔羊おばさん