大手の進学中心の日本語学校を辞め、小さい日本語学校に正社員として就職し、このブログに愚痴やら良かったことやら、ワーキングマザーとしての経験、思うところその他綴ってきました。
今日は、(せっかく正社員だったのに)子供の精神疾患その他の理由で退職し5ヶ月経過しての変化などを書きたいと思います。
その前に、退職までの経緯をさくっとまとめます。
まず、2020年下の子が統合失調症だという診断を受けまして、それでも仕事を続けていました。が、社の社訓が「電通鬼十則」のパクリだったり、毎時間、起立、礼を学生にさせる(軍隊ぽいやつ)校風に馴染めなかったり、年間休日105日があまりにしんどかったり、まあ、その他もろもろあり、最後は子供の大学復学に付き合うということで、3月に辞めました。
思えば3月は子供の様子もかなり奇々怪々で、急に怒り出したり、やたらぼーっとしていたり、話がおかしかったりでした。私や夫もまだ病気に対する理解も足りてなかったし、気持ち的に落ち着く必要もありました(子供の前にまず自分が落ち着く必要ありました)。
で、辞めてすぐに就職活動もできないので、ハローワークでは失業保険は受給の延期をしてもらいました。つまり、辞めてから失業保険はまだもらっていません。
前置き長々書きましたが、この「失業保険まだ」は、大事なことなので書いておきたかったんです。
さあ、五か月経過しての変化です。
1.一日のルーティーンがほぼ固定
起床時間、早朝散歩の時間あたりが固定し、夕食、就寝時間もほぼ固定。仕事をしている時は、夕食時間が固定しなかった。また、夕食後に寝落ちしてしまい、12時に起きてまた2時ごろ寝たりなど、結構めちゃくちゃでした。
2.節約が板についた
卵は特売の日に買いに行くとか、スーパー10%引きの日に行くとか、きめ細かく安くなったタイミングで買っています。できあいのお惣菜を買う率も減り、特に高い総菜など買わなくなった。服装もそう気を使わずにラフなもので済むし、ストッキングもはかずに毎日過ごしている。
ストレスが軽減したということなのか、なんだか物欲も影をひそめ、欲しいものが減っているように思う。
本も買わずに図書館を利用。
特にこの8月はコロナ感染拡大で外出の自粛もかなりしていて、「たぶん今までで最もお金を使わなかった8月」でした。
3.家族に優しい気持ちを持てるようになった
夫が「今日の仕事は大変だった…」とか言うと「なんかあったん?」と優しく尋ねる自分。奇跡か!
( ̄▽ ̄)
愚痴でもなんでも聞いてあげるこの姿勢。私にもこんな優しい人格が隠れていたのね。
4.より健康になった
糖尿病なんですが、なんと血糖値が下がったんですよ!
そんなことってある?
これにはかなりびっくりしました。
自由にいつでも食べられるとかなると、きっとコントロールできなくて、きっと血糖値が上がるだろうと予想してたのです。
意外にも、自由がきく今のほうが「我慢しよ!」とか思うようになったので不思議です。
5.仕事観が変化した
ほんと、がんばってる世の中の方々に申し訳ないのですけど、なんか「つきものが落ちた」みたいに達観してしまいました。前年度比△%増しの売り上げ目標とか、学生に日本語能力試験合格△%以上させるとか、ものすごく必死に頑張ってきた私でした。でもなんか、そういう努力ってばかばかしかったなって。いや、それはちょっと違うな。
がんばったこと努力したことは無駄ではなく、自分の中に残っていますよ。
努力やがんばりは尊いものです。
それは間違いなく。(-ω-)/
でも、会社側からも自分自身からも無理やりな目標を追ってたし、ものすごくむなしい思いを抱いていた。到達しない目標だったから。その「むなしい思い」は持たなくていいものだったと思う。
もっと自分を評価すればよかった。
もっと自分のやりがいが増したり、自分が幸せに働ける状態を追い求めればよかった。
楽しく働いたほうがいい。
目標を達成して評価されることが自分だけでなく部下にとってもいいことだと思ってそれに向かって頑張ったし、上司の意に沿って働くことが当然のことだと思っていた。
授業の質も落としたくないから、別に誰に言われたわけでもないけど家でも仕事をしていた。結局、頑張り過ぎていたのだ。
そういや夫に「あんたはそんなに仕事することない」とかよく言われていた。
こういうことだったのね。
でもさあ、働いてるとさあ、やっぱ最善を尽くしたい気持ちになるんだよな……。
ただ、今後働く時にはもう、あんなふうに自分を苦しく追い込んで働いたりはしないだろうと思う。
なんか仕事観が変わった。
6.たぶんきれいになった
人前に出て働いてる時より、今のほうが化粧水をつけたりするんで肌の調子も良い。加えて、いつも優しい気持ちでいるもんだから表情が穏やかで、別に顔の造作が変わることはないんだけど、今の方がましな顔だと思う。
番外編:漢字はかなりかけるようになった
「書く」と言う作業をしなくなると漢字を忘れそうで怖く、「天声人語」の書写をやっている。すると、働いていた時よりむしろ書ける漢字は多くなった💦
自分で気づく変化は上記のようなもんです。
仔羊おばさん