ワタクシが還暦一年前に仕事を辞めたのは次男が統合失調症にかかり、その後の大学復学に付き合うためだった。
病気自体は4年の時に発病していたが、卒業できずに帰阪した段階では病気の診断はなかった。とりあえず一年休学していた。
休学中の夏ごろ、統合失調症の診断がおりた。
そして服薬を始め徐々に回復、2年目はリハビリに通うとともに復学して残り少ない単位と卒論に取り組んだ。
回復もまあ時間はかかったが、徐々に回復、そして卒論も無事提出し、卒業できたのが2022年3月のことだ。
ワタクシはその4月に今のバイトを始めた。6月からはフルタイムパート。
昨年1年も次男のリハビリは続いた。
ひところに比べると今はまとまった話もできるし、話すスピードもマシンガンのように速くなった。
服薬の管理も病院通いの付き添いもいらない。自分でやっている。
今年2023年に入って、彼は病院のリハビリ週2回と障がい者就労支援の学校に週3回のペースで通っている。
時々料理を作ってくれる。
音楽の教室に週2回行っている。
ドラムとギター
これは、彼のもともとの趣味で、彼の最も得意とする分野のことだ。
2021年の秋くらいから、毎週末は夫、ワタクシ、次男の3人で山に登っている。
最近は次男は忙しいので、一緒に行くことは少なくなった。
でも、登山は癒やしにはいい。
昨日は積雪20センチほど。
夫とワタクシで出かけた。
山頂の写真。
ワタクシは雪の積もることがほとんどない大阪市内に住んでいるので、雪は珍しい。
アイゼンをつけても、昨日の登山は骨が折れた。雪もずっと降っていた。
こうして次男のことを振り返ってみると、なんか苦労もなく、ここまできたみたいに記述しちゃったけど、実際は日々いろいろあったんですよ。
今も、なんかいろいろ問題起きたりします。
わけのわからん論理を興奮してまくしたてて、一人怒ってる、とかですね。
(ワタクシの目から見れば、なんですけど)
最近ニュースでこども園などでの「不適切保育」について目にすることが多くあります。
そりゃ、そういうものはないほうがいいし、一人では防げない「不適切」を組織としてなくそうとチャレンジするのは尊い働く姿勢であると思います。
だから、努力することにワタクシは反対はしません。
ワタクシの今の職場だって、梱包内容のミスが起こらないように注意喚起の時間が30分ごとにありますし、休憩時間の確保などもきちんとしています。
同じことだとは思います。
完璧を目指すのは悪いことではありません。
どうしたっていつかはミスが起こりますが……。
でも、ヒューマンエラーを起こさないように、あるいは起きたとしても2重3重にチェックするシステムでミスを防いでいます。
だけどもですね。
子育てにおいて100点満点の親もまたいないと思うんですよ。
例えば子供が全員東大に進学したら、それって完全無欠の子育てなのか?
(。´・ω・)?
どんな親でも間違えるし、どっかしっちゃかめっちゃかなところがあって当然。
ワタクシは料理を作るのも洗濯ものを片付けるのも好きだけど、掃除は嫌いだし。
子どもに手をあげたこともありますよ。
お弁当を15年も作り続けたのは偉かったけど、汁漏れは何回もあったよ。
弁当に入れた菜の花が、息子が弁当開けたら「花が咲いてた」なんてこともあったよ。
(@_@)
それはワタクシのせいではないけどさ
完璧な親もまたいないさ。
完璧な保育士さんも、完璧な教師もまたいないのだよ。
「ちょっと小(こ)まし」くらいで十分な及第点をあげなくちゃ。
誰だって「不適切」なところを持ってるものさ。
メッシみたいな選手は滅多に現れない。
彼だって背は高くない。
ただそれを補って余りある素晴らしさを磨き続けた素晴らしい選手であることは多くの人の認めるところ。
若いメッシ
仔羊おばさん