2022年、還暦60歳でバイトを探した。
そして「ピッキングと梱包」という職種で働いている。
ピッキングは倉庫内に置かれている所定の商品を取りに行く、と言う作業。
梱包はその倉庫の続きの部屋(といってもだだっ広い)で、所定の商品を箱の中に詰め合わせ、納品書など入れて封をし、送り状を貼る。
その後運送屋さんのトラックに積み込んで出荷する、という作業が続くため、トラックの荷台へのシャッターが開いている時間帯があり、風の吹く日などはまじ寒い。
暖房を入れていても、お外と同じ気温になってしまうのだ。
新しい倉庫は冷暖房完備のところも珍しくないけれど、古い倉庫は基本的にそんなもんはなく、後付けでエアコン設置となっているため非効率なことこの上ない。
で、夏は酷暑の中、冬は極寒の中、働くということになる。
それがワタクシの今の職場だ。
これらの作業は最新の倉庫だと機械が全て行うところもあるらしい。
テレビで見たことがある。
機械は暑いと熱を持ちすぎるので、おそらくはだが、きっと空調はしっかり効いているのではと想像する。
機械は室温や湿度が不適切だと不具合を起こす。
しかし人間は室温や湿度が不適切でも(つまり仕事に差し支えるほどの暑さ寒さでも)
その暑さ寒さで働けるように工夫をする。
例えば夏なら首まわりをクールダウンするようなものを巻いたり、冷たい飲み物を定期的に摂取したり、休憩時間をはさんだりする。
寒さならカイロを貼ったり、服を着込んだり。
それでも暑かったり寒かったりするが、「ガマン」する。
眠いのもガマン!
電気代高騰の折、節電が叫ばれているのだが
機械だったら
電気代かかってもしかたないな
となる。
人間は防御したり我慢したりするゆえ、結果的には機械以下の扱いになる。
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悲しい矛盾だ。
でも、そのおかげなのか寒さに大分強くなった。
山登りをすると、とみにそれを感じる。
仔羊おばさん