50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

観念して息子を就労移行支援に送っている

息子は、この秋にまた調子を崩してしまった。

しかし、昨年の経験が生きて(?)今年はいち早く医者にも言い、薬の量が若干増えて今に至っている。

症状はちょっと悪い状態ではあるけど、それなりに安定している。

少なくとも、家で過ごすのに支障はない。

ところがです。

就労移行支援に自分で通えなくなってしまいました。

なぜかそこには行かずに周辺をうろうろし、4-5時間町をさまよい、昼食を食べたり食べなかったりしつつ、また午後も町を徘徊し、夕方6時前後に家に帰ってくる。

というようなのが、2週ほど続きました。

こんなことなら電車で通うとこじゃなくて家の近所にしといたらよかったけど、本人が「ここがいい」と選んだとこだったので……。

 

まあ、いろいろ考えました。

 

もうこれを機に近所のB型作業所に行ってもらおうか……。

 

病院のデイケアも一つの選択肢ですけど、あそこはもっと悪化した時、例えば入院一歩手前とか退院してすぐの時とか、話が成立しないくらいの時ならまだしも、うちの息子の場合は、障害年金はもらえないし、とにかくいつかはどこかで働かないといけないから、それを前提に考えていくと、できれば就労移行支援に行き、そこで作業などして前に進むしかないし……。

今のところが嫌だから、じゃあ他のところに、という選択肢も考えられるけど、たとえどこに行こうがいつかは嫌になることもあるかもしれず、そうなるとあちこち転々とするだけで解決にならないし……。

 

で、結局行きだけ送っていくことにしました。

考え方を変えました。

もしかして車いすの方とかでも、何かの障害物があって目的地にたどり着けないようなことはあるかもしれないし、それと同じと考えたら、送っていくのもアリかなと。

 

で、毎朝送って行くようにして、あとは移行支援のスタッフに午後まで作業に参加させるように頼みました(本人にも)。

弁当もできるだけ作ってやるようにしています。

昼食に外に出ると、それがまた徘徊のきっかけになったりするので。

その生活を続けてもうすぐ1週間が過ぎます。

本人の様子は、行きは何事もなく私と楽しく話しながら行きます。

帰りはやっぱり6時ぐらいにならないと帰ってこない(作業は3時ごろ終わるけど)ものの、家には何とかして帰ってこれるので、まあいいカンジです。

 

頭の状態も、1日作業をして帰ってきているほうが、はっきりしてるように感じられます。

 

ワタクシは仕事のため関東に赴きますので、明日からは夫にその役目を託すことになりました。

こういう「移動支援」は高齢者向けのは結構ありますが、障碍者向けのはあまり多くないみたいです。

作業所によっては「送迎もしてます」というところがありますけど、今行って所属してるのは「就労移行支援」なので、とりあえず症状が改善するのを待って、改善しなければたぶんB型作業所に行くことになると思います。

B型での作業は「仕事」とみなされないので、最低時給は支払われず、1時間200円ぐらいのイメージです。

改善したらA型作業所(イメージ的にはバイト+障害配慮かな)か、あるいは障碍者雇用(こっちはバイト的な短時間のものからフルタイムまでさまざま)を目指すかもしれません。

A型、障碍者雇用は最低時給がもらえますけど、今まで私が見聞きしてきた限りでは、

時給がもらえる=作業効率やそれなりの働きが期待される=ストレスがついてくることが予想される

ため、息子には極めて厳しいです。

仮に病状がよくなっても、仕事に効率なんか求められたらそれだけでまた悪化しそうです。

だから、ワタクシとしては「まあB型でも行けるところさえあればもうそれでいいか……」

と考えています。

 

ともあれ我が家は彼が毎日通えていてコミュニケーションが取れる状態であれば、小康状態といえます。

 

ともあれ、ワタクシは間もなく出立(しゅったつ)です!

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