ここんとこ、あまりお金にはならないとはいえ、やりたかった仕事にも恵まれ、
なでしこJAPANの応援にニュージーランドに行くことができ(NZ在住の友人との再会も果たせた)、きゅうきゅうと暮らしてきたワタクシなりに幸福な時間を過ごしておりました。
が……。
統合失調症の次男が服薬をさぼっていることが判明し……。
またまた人生の苦味を噛みしめています。
統合失調症は服薬により症状はかなり安定します。
次男もとても予後がよく、平和な日々を過ごしておりました。
それでも、
病気により性格が変わったのか、
うまくいかない人生を何年か送ってしまったことによる性格の変化なのか、
年齢相応の社会経験を積めていないことによる幼さなのか、
どうなることやら……
と思う日々ではありました。
でも、まあ穏やかに日々を送ってくれればそれでよいし、幸いこのまま順調にいけば仕事に就ける日が来るかもしれない。
と考えていました。
そんなワタクシの脇の甘さよ!
(ノД`)・゜・。
どうもねえ。
話がかみ合わないとか、独りよがりに過ぎるとかは日常的に起こってくることなのでそういうのは気にも留めていませんでしたが、
5-6日前から「やたら話すよなー」「気持ち悪いくらい話すなー。何も聞いてないのに」などと感じてはいたのです。
すると昨夜、薬を3週間ほど飲んでいなかったことが発覚。
この病気の怖いところは再発すると認知機能が落ちること。
「統合」が「失調」するので、文が構築できなくなったり理解に困難が生じたりします。
次男の場合、情報が多くなると「選択ができない」現象が闘病を開始した頃には顕著にありました。
買い物に行っても「どれがいい」というのが選べなかったりしたのです。
昨夜夕食後、次男と話しました。
やはりと言うべきか病識がない。
自分が統合失調症であることは受け入れているけど、薬を飲んでないからって何かおかしくなってるという自覚はない。
私が「話が止まっていない」とか「うまくいってた頃と挙動が違う」と言っても、
「独り言を言ってはいけないのか」
「お母さんもそんな時あるやんか」
ぐうの音も出ませんけど……。
(>_<)
最後には夫が出てきてくれて、薬の整理をしてもらい「どうすれば忘れないか」のアドバイスをされたところで次男はようやく落ち着き、ワタクシもほっとしました。
この服薬管理が自分で難しい、というのもこの病気の特徴。
服薬だけでなく、「管理」が難しいんです。
金銭管理とか身だしなみとか。
次男はファッションはこだわる方で、身だしなみはいけてるけど、その割には服の手洗いにこだわり、洗濯機洗いに比べ「逆に洗えていない」ことには気づいていない感じがあります。
(まあでも、そのくらい目をつぶっています)
今朝は私も「薬飲んだ?」と確認。
案の定、言われないと忘れていた……。
油断せんと、もっと毎日目を光らせていればよかった……。
「もう大丈夫かな」と思わなきゃよかった……。
薬箱をもっと覗いとけばよかった……。
病院にもたまに一緒に行ってたらよかった……。
こんななら、大学に行かせなきゃよかった……。
もしかして近くの大学で同居してたらこの病気にはならなかったかも……。
いやいや、就職してたらその仕事のストレスで結局はこの病気になっていたかもしれない……。
変えられない過去をくよくよ悩んだって始まらないじゃん……。
でもでも、やっぱり「そうじゃない選択をしてたらよかったのじゃないか……」
ぐるぐる、ぐるぐる思考が回ります。
夕べはなかなか寝る気になれず、今朝がたもぐるぐる思考に悩んだワタクシです。
いい勉強になった
と切り替えて進むしかありません。
でもですねえ。
ほんと、この味は苦い!
痛恨のミス。
ひたすら今日は苦いです。
仔羊おばさん