さて、今回の横浜・短期仕事の期間に結構本を読みました。
ワタクシにしたらハイペースでした。
毎日1時間ちょっとの徒歩出勤は続けていまして、仕事開始までの待ち時間やらに読んだものです。
全て文庫本。
まず、こっちに来るまでに読み始めていたのが
なかなか、なかなか……の1冊でした。
子どもを育てながら社員として働き始める女性と、その勤め先の社長(これまた女性)の過去の物語が並行して進んでいきます。
その過去の物語が、なんつーかみずみずしく描かれています。
作者の力量、なかなかのもんです。
嘘みたいなストーリーと子供との生活の現実感の生っぽさ。
印象に残る1冊でした。
次にこっちに来てから買った3冊。
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タイトルと、作者が川村元気さんだったんで興味がありました。
ワタクシにはもうあんまり興味のない「恋愛」モノです。
映画化されるそうなんですが、いかにも映画化できそうなストーリーでした。
これはストーリーどうこうより、言葉と言葉の間に広がる空間をちゃんと読者に伝えてくる、素晴らしい作品でした。
詩的なところがワタクシは好きなんだと思います。
どっちかっつーと若い人が読むのに向くのかな?
私なんか、なんでそう気軽に出てくる人物がセックスしたりセックスについて話しをしたりするのかが、全くリアリティー感じられませんが……。
恥ずかしないんかな?
って思っちゃったりするんですよねえ。
( ̄ー ̄)
次はベストセラー。
どの本屋に行っても店頭に平積みだったんで、かえって買う気をなくしてたんですが、退屈な毎日を紛らわせたくて買っちゃいました。
いやー。
一言で言って
いい本
でしたわ!
あたり当たり! 買って大正解でした!
東野圭吾の本の中でもいい方に入ると思います。
単に心動かされた、んじゃなく、小説を書いたり読んだりすることの素敵さにも気づかされました。そう。ファンタジーもあるけど、現実のむごさも書かれているんですよね。で、小説ならではのファンタジーが読者である私たちをある種の救いに連れていってくれます。
人生って悪くないなって最後は思わせてくれるんですよね。
今後続編も執筆予定とのことですが、それもうなづけるほど「いい本」でした。
どうやったらこんな展開を思いつけるんでしょう?
読む価値あり!
お勧めです!
最後の1冊は
これは、作者町田そのこさんの別作品
「52ヘルツのクジラたち」を読んだことがあって、同じ作者だったから買ったんですけど(くじらのイラストのしおり付きで売ってて、ついつい買っちゃったんです)
結果からいうと、ワタクシは好き嫌いで言ったら「コンビニ兄弟」のほうが好きですよね。
明るい内容というか、軽く楽しく読めるんです。
「52ヘルツ……」はシリアスと言うべきか深刻、と言うべきか……。そんな1作だったんです。でも読む価値はある一作でしたよ。
「コンビニ兄弟」は面白いもんなあ。
( ̄▽ ̄)
仕事前でも寝る前でも明るい気持ちになれるのがいいよ!
こっちはドラマ化しそうな作品(もしかしてもうしてる?)。
パート2、3も出てるので、そっちも読みたいな。
お金もないので、大阪に戻ったらまた図書館から借りる生活になりそうですけど、本屋に行ったらいろんな新しい作品との出会いがあるし、かわいいしおりやカバー、書店員さんたちのお勧めの言葉など、それもまた楽しいんですよねー。
仔羊おばさん