なんで仕事が楽しいのか?
ワタクシは考えた。
日本語教師の仕事は始めた当初こそ楽しかったものの、中年で子供がいる状態で大手の日本語学校で専任の仕事を始めてからは「楽しい」から遠ざかった。
今の仕事は当時の給料からすると半分~3分の1ほど。
「ピッキングと梱包」というバイトだ。
なにゆえ今の仕事は楽しいのか?
わけは3つほど思いつく。
1.最低時給で働く人はありがたい存在
それゆえ、ミスしたら必要な注意は受けるけど、それ以外で嫌な思いをさせられることがない。
例えば、「売り上げ低いじゃないか!」と我らに怒ってくる者はいない。
2.買いたい人に買いたいものを届ける、というしごくまともな業務である。
日本語学校の学生は、日本語がうまくなりたいと皆思っている。
日本語能力試験にも合格したいと思っている。
だけどもそのうち、「勉強したい、努力したい。勉強も努力も楽しい」と思う学生はそう多くない。
誰しも「ラクして得する」がほしいわけで、頑張らずに合格したいのだ。
そして、専任はいわゆるモチベの高い学生と接することはむしろ少なく、問題学生と付き合うことが多くなる。
勉強したくない学生を学習に向かわせる努力はしんどかった。
買いたい人に買いたいものをお届けするのはそりゃあ楽しい作業でござんす。
3.クレームの処理しないでいい
1と関連する。
最低時給のパート職員、クレームの処理など高度だけど、もうどうしようもないようなクレームの処理をしなくて済む。
こりゃー「いいとこ取り」でんがな。
実は、指も耐え難く痛いし、もう残りの人生でやりたいこともいっぱいあって、辞めたいなと日々考えるのだが、この仕事、やはり楽しいのでやめ難い。
( ̄ー ̄)
こんなことってあるんだな。
人生は終わりに至るまで矛盾の連続ですわね。
仔羊おばさん