さて、今回の転職活動を通じ、繰り返しワタクシにスカウトメールを送ってくださったありがたーーーい業界が3つある。
一つはタクシー
一つはルートドライバー
一つは塾
塾は少ないけど、講師ではなくフランチャイズの塾経営。
もうそんなリスクは取りたくないし、少子化は明白な事実なんで手を挙げる気にはならんかった。
ルートドライバーは興味あり。
タクシーは、きつい割に儲からないなどと聞くけど、自分に向いてる気はした。
中国語が話せるし、女性ドライバーだと中国や台湾からの「女性の一人旅」でも、ワタクシのようなばばドライバーなら安心だ。
しかもワタクシは「地図が読める」。
だけども、免許を持っていない。
なんで免許を取らなかったのか。
大阪にいると電車で事足りる。
徒歩時間を含めても電車のほうが車より速いことはよくある。
維持費。車を買うにも駐車するにもお金がかかる。
亡くなった父が車派で、晩年早く歩けなくなった。車に慣れると怖い。
などを自分なりの理由として考えてきた。
でも、もしかしたら。
と思う体験がワタクシにはある。
それは、交通事故を目撃した記憶だ。
小学校1年生。
ちょうど「集団登校」といって、近所の子供たちが集合場所に集まり、さあ、これから出発、というタイミングだった。
( ̄ー ̄)
私は小1だから列の前のほうにいた。
目の前、5メートルくらいのところ、横に伸びる道。
そこは比較的交通量が多かったが、登校時はそんなでもない。
その道で、右から来た車と左から来た車が正面衝突した。
上の写真のように大破はしなかったが、どっちの車もひっくり返った。
まるで映画のスローモーションのように、片方の車は軽々と宙を舞った。
もう一台も吹っ飛んだ。
道の向こう側の食堂の看板に車が当たって、車はひっくり返った状態でストップ。
誰も、何も言わなかった。
あまりのことに子供はただ立ち尽くすだけ。
すごい音がして、近所の人が家から出てきてワーワー言ってた。
けど、ワタクシはその事故の音は覚えていない。
ただ映像が脳裏に焼き付いて離れないだけ。
2台とも、中から人は出て来なかった。
助かったのかどうなのか、聞いたことはないし、もし聞いていてもそれについてはもう忘れた。
この事故の記憶とワタクシが免許を取らなかったことは、関係があるのかないのかわからない。
自分なりに免許を取らなかった合理的な理由があるからだ。
だけど、どうなんだろう?
もしかしたらこれが「トラウマ」というものなのかもしれない。
あの時、一緒に集団登校で集まっていた子供たちがその後、免許を取ったかどうか調査したらはっきりするだろうな。
就活を通じ、そんな記憶がスカウトメールの度によみがえった。
今でも「事故現場に連れていけ」と言われたら、そこに連れていける。
場所ははっきり覚えているし、そこに行くと事故の記憶がよみがえる。
車に乗るのは平気だし、自分では免許を取らなかったことと事故の記憶は関係ないと思っているけど、就活を通じ「もしかしたら」という思いはある。
安全第一
仔羊おばさん