50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

幸福③ 日本に生まれてこの時期に

先日、「統合失調症の家族教室」に参加した。

区役所の保健福祉課の主催するもので、毎回「最近あったちょっといいこと」をみんなで話して会は始まる。

この「最近あったちょっといいこと」に目を向けることそれ自体が、家族にとって、ひいては患者本人にとっても良い作用があるのだな、と気づかされている。

やはり「幸福」とはどこに自分の目を向けるかで随分変わってくるのだ。

そして、今月の家族教室では異口同音に

桜が咲いた。

桜がきれい。

というのを何人かが言っていた。

私もその中の一人。

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見ているだけで晴れやかな気持ちになる。

この時期に日本にいられる一つの幸せだ。

父が亡くなってしばらくは、「あー父は人生最後の桜をどんな思いで見たのだろう?」と思い、涙が出た私だった。

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今年のようにただ晴れやかに桜が見られたわけじゃなかった。

でも、それでも、この時期に日本にいる幸福の中に「桜」はある。

桜を見ると、春が来ると、花が咲くとただそれだけで幸福な気持ちになる。

私もはてなブログを通じ、多くのブロガーの皆さんが各地の桜の写真を掲載されてるのを見て、それも幸福感につながっている。

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なんてことはない。

毎年この時期に花は咲く。

そのことがとてもうれしい。

 

人生には悲しみも寂しさも辛さもあるけど、桜が咲くという幸福もある。

 

しみじみ

( ̄ー ̄)

 

仔羊おばさん