先日、「統合失調症の家族教室」に参加した。
区役所の保健福祉課の主催するもので、毎回「最近あったちょっといいこと」をみんなで話して会は始まる。
この「最近あったちょっといいこと」に目を向けることそれ自体が、家族にとって、ひいては患者本人にとっても良い作用があるのだな、と気づかされている。
やはり「幸福」とはどこに自分の目を向けるかで随分変わってくるのだ。
そして、今月の家族教室では異口同音に
桜が咲いた。
桜がきれい。
というのを何人かが言っていた。
私もその中の一人。
見ているだけで晴れやかな気持ちになる。
この時期に日本にいられる一つの幸せだ。
父が亡くなってしばらくは、「あー父は人生最後の桜をどんな思いで見たのだろう?」と思い、涙が出た私だった。
今年のようにただ晴れやかに桜が見られたわけじゃなかった。
でも、それでも、この時期に日本にいる幸福の中に「桜」はある。
桜を見ると、春が来ると、花が咲くとただそれだけで幸福な気持ちになる。
私もはてなブログを通じ、多くのブロガーの皆さんが各地の桜の写真を掲載されてるのを見て、それも幸福感につながっている。
なんてことはない。
毎年この時期に花は咲く。
そのことがとてもうれしい。
人生には悲しみも寂しさも辛さもあるけど、桜が咲くという幸福もある。
しみじみ
( ̄ー ̄)
仔羊おばさん