我が仔羊の父は、昭和でいえば7年の戦前生まれで。
基本的に「女性は家」みたいな考えを頑固に持っていた。
でも、それと随分矛盾するのだけど、
ワタクシが大学時代、年末年始にバイトしてると、それに結構賛成していた。
その後もなんとなくそれは続いて、
ワタクシが結婚して子供が生まれた後も仕事を続けることに微塵も反対しなかった。
ワタクシの本音は、こんなに子持ちの女を働かせる会社に、家族の誰かがクレームつけてくれたらええのに、とか思ってた。
(^_^;)
いやほんま。
日本のカイシャは外圧に弱いからね。
社員から意見を言っても通らないけど、世間様から言われたらひとたまりもないのよね。
子供を育てながら働く私を見て、かなり満足気で、
「女は神代(かみよ)の代から家の仕事と決まってる」とか言っていたのに、
うちのお母ちゃんに、「おい、仔羊は仕事やねんからたまには子供みてやれ」とか言っていた。
矛盾してたな。
父がなんか倒れて救急車で運ばれた時も、
月曜、父が亡くなった時も、
ワタクシは仕事をしていた。
なんかなー。
仕事、仕事の人生だった父。
私も同じような人生を歩いてるな。
仔羊おばさん