50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

せめて一隅を照らしたい

「自分に贈りたいもの」

多くの人が「健康長寿」を願う。

ワタクシは日本語の教師として長年勤めていましたが、学生(外国人)に欲しいものを問うと、お金そして家族の健康や幸せを願う学生が多い。

お金だって作文を書かせると「それで家族にほしいものを買ってあげたい」と殊勝なことを書く。

比較的経済的に貧しい学生は、そのパターンが多い。

「健康」は若い間は当たり前みたいに思ってるので、わざわざ願う学生は少ないけど、逆になくしたくないものについて問うと「健康」が俄然出てくる。

元気だったら何でもできる。

と考えてのこと。

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もしも何でも願いが叶うとしたら……

という質問に、

「亡くなってしまった家族や友人に命をあげたい」(その学生の国では内戦があり……)

「不治の病にかかっている家族に生きるチャンスを贈りたい」という答えを聞くと、苦労知らずで平和な日本で育ったワタクシはただもう黙するのみ。

涙 に対する画像結果

ワタクシは糖尿病患者なのですが、自分への贈り物として「糖尿病の治癒」は望みません。

長生きはしたいけど、糖尿病になったからこそ血糖値にも気をつけるようになったし、それで甘いものなど我慢して過ごす毎日に、今はそう大きい不満はないから。

 

自分へのご褒美は自分の幸福、でも自分の幸福は家族の幸せ。

それを求めたいと思ったら、

人との平和な関係を求めたいと思ったら、

何かをやって「ヤッター」って喜びたいと思ったら、何が不可欠かと考えてみた。

 

アラ還のいまのワタクシの答えは:

周りの人を幸せにすることだ。

家族の幸福がほしかったら、それ以外のひとに幸福を与えることが不可欠と考える。

ろうそく に対する画像結果

多くの人に幸せを運べる人になることが、自分への一番のご褒美だ。

でも、小心者のワタクシにそんな偉大な行為は望みが過ぎる。

 

だから、せめて一隅を照らしたい。

 

仔羊おばさん