今日目にした新聞のトップニュースはこれでした。
残業代が当初予算より18%多くなった。
なぜかというと、首相官邸から「労働実態に見合った残業代を支払うように指示が出た」かららしい。
そして、この急増は「サービス残業が横行していた」ことを示しているのだという。
いいよな。省庁は。残業代が出るんだから。
ワタクシが今まで勤めてきた会社は「サービス残業」「持ち帰りのただ仕事」が当たり前でした。
なぜそういうことが起こるのか?
理由1 まず、「儲かってない業界」だから。
理由2 成果主義を導入するから。「成果主義」はもともと、大した成果もあげてない社員が高給で、成果をあげている社員のほうが待遇が悪かったりするので、それを是正するのに良い方法だということで導入されているはずです。
しかし、社内の社員同士の実力が伯仲していて、特に誰かが圧倒的な成果をあげるでなく、まあ当然の結果であった場合、社員は「成果主義における良い評価」を得たいと思ってがんばります。
がんばるんですけど、実力が伯仲してますので、「長時間やったヤツが勝つ」という構図が出来上がってしまう。
というのが、ワタクシが実際にいた企業で起こっていたことです。
社にいる時間が長ければ長いほど、こなせる業務が多くなるのです。
例えば、掃除。
ものすごく掃除の実力がかけ離れていたら、社員間で差はつくでしょう。でも、社員間の差があまりない場合、誰よりもきれいで誰よりも広い場所掃除をした、という結果がほしいなら、長時間やったヤツが勝ちます。
きっと省庁も、きっとみんなの実力はそう差がないんじゃないですかね。
すると、長時間やったヤツが勝つに決まっていますよ。
で、ただ残業をやったり、持ち帰ってただで働いたりするワケ。
( ̄ー ̄)
そしたら、子育てや介護を抱えていて、長時間働けない者が不利になってしまう。
私がいた会社は大体そうでしたかね。
私は、次の仕事はそういうことのない業界に行きたい。
(`・ω・´)
マジ
仔羊おばさん