男女に限らず、正規・非正規また業種による格差もあります。
学歴による格差もあるのかな。
賃金格差の問題はワタクシが新卒で就職する前から問題視されていました。
しかしほぼ40年過ぎた今も解消されず、今日(こんにち)に至っています。
すなわち、格差の解消は一筋縄でも二筋縄でもないってことですね。
( ̄ー ̄)
例えばスーパーのレジ、コンビニのレジの仕事で初任給20万円、その後昇給があって長期に勤めれば月収40万円+ボーナスが出る、となれば皆、その職種を目指すでしょうね。
でも、物価が爆上がりしそうです。
実際、介護にせよ看護にせよ、もうそのあたりのラインはクリアしてるんじゃないでしょうか。
男女の賃金格差が解消されるのは悪いことではないと思いますが、それは
長時間労働が解消されること
が絶対条件だとワタクシは思っています。
基本的に全ての社員が残業なしでしっかりと賃金が確保されること
ですね。
なので、残業込みで生活が成り立ってる職種なら実質、賃金が下がることが出てきます。
その選択がとれないから、格差も解消しないと思います。
今のままだと勤務先での仕事に加えて家事労働を負担する者は結局、労働地獄に陥ります。そんな生活をしてまで賃金の格差解消を望まない、というのが現状なんです。
賃金格差の解消も大事ですが、「幸福度」どうなんでしょう?
給料が上がっても、上がった分精神を病む者の比率が上がったり、家庭が崩壊する人の比率が上がったりするなら、そういう生活を望まない人は多いんじゃないでしょうか?
賃金が上がって幸福になるんならいいですけど。
日本語教師をやってた頃、非常勤講師の多くはなんでそれを選択してるかというと
業務内容が専任より楽
扶養の範囲内で働きたい
家庭を優先したい
というものでした。でも、ものすごく働いてはりましたよ。
専任は
宝くじあたったら辞める。
結婚できてダンナに食わしてもらえるなら辞める
など、ハードな仕事なんで多くは辞めたがっていました。
「天職」などとうそぶいて辞める気がなかったのは女性では少数派でした。
男性教員は「辞める辞める」と口にする者は皆無、でもワタクシの周囲で言えば80%くらいが5年もしたら他職種に行きますかね……。
それはワタクシの知る業界の話ですが、
仕事というのはいわゆる「やりがい」というやつがキーポイントにきますよね。
自分が充実してやれて、かつ高賃金ならいいですが、
充実できるけど低賃金
充実できなくて高賃金
どっち選びます?
その仕事がいくら高賃金でも続かないもんは続かないんじゃないでしょうか。
いずれにせよ
とんでもない大改革をしないと、賃金格差も労働時間の問題もましにはならないでしょうね。
ワタクシは「扶養控除」の範囲内なら年金を負担しなくてもいい、というのは1部の「働くことが困難な人」以外はやめにして最低賃金を上げる、という方向に進んだほうがいいと思ってます。
あとは長時間労働の禁止かな?
仔羊おばさん