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長年のワーキングマザー経験から綴る今

日本留学試験①基礎編

さて、ワタクシは小売りや通販、輸入業の経験もありますが、日本語教師としてのキャリアが最も長いです。

で、その知識をこのブログで時折書いていこうと思います。

業界の方はお仕事の参考に、そうでない方は、昨今増加している外国人および外国人留学生への理解の一助になればと思います。

 

猫 テスト に対する画像結果

基本情報

日本留学試験」は、日本の「センター試験」に相当するものです。

それがこのテストの一大基本情報です。

外国人留学生が受験します。

基本的に日本語が母語でない者で、大学への進学を希望する者。

文字通り「日本に留学するための試験」ですが、海外での実施国はそんなに多くはありません。日本で日本語学校に通ってる学生が日本の大学に進学するために受ける試験、というのが正しいイメージかな。

「日本籍で母語が日本語でない者」については、大学の受験においては「帰国子女枠」になりますので、この「留試」は使えないのが一般的です。志望する大学の「出願資格」をよくチェックしてください。

略称は「留試」。

 

科目

1.日本語 

記述、聴解、聴読解、読解

記述50点満点 原稿用紙に日本語で「記述」します。小論文と呼んでもいいでしょう。

聴解、聴読解、読解の3つで400点満点。マークシート方式。

聴解は音声のみで出題、解答。

聴読解は手元に図表や参考資料があり、それを読みながら聴解での出題に解答する。

読解は文字通り「読んで」解答。

2.数学

「コース1」と「コース2」がある。理系進学者は「コース2」を選ぶ。

「コース2」には微分積分が入ります。

200点満点。

時々「理系の学部に進学したい」と言いつつ「コース2」は難しいから「コース1」ではだめですか?

と留学生に聞かれることがあります。

これは、日本の数学の高校レベルが諸外国に比べ一般的に高い、という背景があります。微分積分は大学レベル、って国もあるんです。

はい。ワタクシも高校時代、微分積分と格闘したことがあります……全く手も足も出ませんでした……はい。どうして高校卒業できたんでしょう?

……謎です。

「コース1」ですら、取り組んでる留学生の姿を見る瞬間、ワタクシは「心の底からの敬意」を抱いておりました。

鉛筆が走るだけで衝撃!

( ゚Д゚)

とはいえ、留試で「コース2」で点がとれないんだったら(平均点からはるかに下、とか)、大学の理系学部の単位が取れるとは到底思えません。文系学部にしたらどうでしょう?

3.理科

生物、化学、物理の3科目から2科目選ぶ。200点満点。どれを選ぶかは試験の場で選べます。でも、これも志望校の出願科目を前もって調べておきましょう。

一般的に工学系は物理と化学、生物系は生物と化学。といっても専門にもよるので事前確認が大切です。

数学もそうですが、留学生はよく「高校卒業以来復習してないので自信がないから、ちゃんと勉強してから受けたい。今は嫌」なーーんて言いますが、バイトしながら勉強している留学生の勉強量なんて50歩100歩ですから、「復習してない点数」でその学生の実力は大体わかります。

「復習してない状態」で、平均点を取れてなければ理系国公立大学はたぶん無理でしょう。

4.総合

この「総合」という科目名がわかりにくい。

要は「社会」です。歴史については近代以降。

あと地理。

そして「現代社会」といった内容です。

200点満点。

 

数学、理科、総合

この3科目は日本語で受験するか、英語で受験するか選べます。

でも、大学の募集要項を確認すると「日本語で受験」というのが条件になってることは珍しくありません。

大学でも英語で授業を行ってるところでは「英語受験」でいいんでしょうが、そうでない大学の授業は日本語でやってるので、留試も日本語で受験して点が取れないと入学後単位は取れないでしょう。

また、そういった学部の授業で漢字にいちいちフリガナも振ってないでしょうから、漢字も読めないと困ります。

だから、数学や理科はともかく総合を日本語で受験するのは非漢字圏の学生には結構ハードです。

とはいえ

名前や地名の固有名詞

化学物質の名前

などは日本語受験を選択してもかっこ書きで英語表記されています。

猫 漢字 英語 に対する画像結果


受験科目

国公立大学に進学する場合

文系の学部に進学ー日本語、数学、総合

理系の学部に進学ー日本語、数学、理科

が基本。

私立の大学では、「日本語だけ」とか「日本語と総合だけ」とかいう場合もあります。

要・募集要項確認 です。

 

受験月・受験料

6月と11月

6月の結果は7月に

11月の結果は12月に

ということで、真剣に日本の大学に進学を考えているならば、絶対に6月の留試を受けて点数を出さないと、どのレベルの大学が受験できるかわからないので、非常に困ったことになります。

受験料は1科目7700円

2科目以上14300円

お安くはないため、お金のない学生は6月受けたがらないことが多かったです。でも、その点数がなければ「大阪大学を受けたい」とか、とんでもないことを言い出す学生を説得する材料に欠けてしまいます。

話しをよく聞いてみると「大阪にある大学」を言ってることとかよくあります。

(;^ω^)

あと、単に「どんな大学あるか知らん」とか。

(*ノωノ)

 

大阪大学に行けるくらいの学生だったら、国内で大学に行けてたはずやん?

(。´・ω・)?

 

中国、韓国、台湾からの裕福な学生で、ある程度情報を知ってる学生以外は、時々、とんでもないことを言ってくることもあるので要注意なのです!

 

仔羊おばさん