仕事を辞めて4か月経った。
正直、退職前にやりたいと思っていたことの3分の1程度しかできていない。
特に最近は、酷暑を避けて早朝の散歩をするんだけど、その「ばて具合」が半端なく、体がもたない感じがする。
そして、思ったより主婦業は時間がかかる。
料理はね、好きなんですよ。
「ものづくり」って楽しいですから。
あとは洗濯や掃除です。掃除は言うほど何もしてませんが、この4か月で「プチ断捨離」は何回かやりました。
息子の復学も前期は終了し、あとは卒論なのですが、息子の症状も少し持ち直してきた感じがあります。
そうすると、今は中国語の勉強を再開しようかという気持ちになってきています。
再就職については、ちょっと慎重になってきています。
もう60に近いので、正社員とかは雇ってくれそうにないと思うし。
では、「バイト」って思ったら、さーねー。
なんか、ピンとこないカンジ、とでも言いましょうかね。
失業保険は延長手続きしただけでもらってないので、働ける状態になったら、失業保険受給の申請に行きたいと思います。
そしたら、ぼちぼち再就職について考えるかな。
けど、不思議なくらい「取り残されてる感」はない。
むしろ、視野は広がった気がする。
1日9時間会社で過ごすと、視野も世界も狭まるのだというのが今の実感です。
本当だったら、社会に出て働いてるのだから、視野が広くなってしかるべきなのに、その企業の論理だとか上司の指示だとかで、いつもいつも煮詰まっていたな、と。
今はそう思う。
例えば日本語学校でも技能実習生の日本語研修をやっていて、ワタクシはその部門の仕事には携わってなかったけど、この「技能実習」の制度がいかに問題のあるものなのかは、辞めてからのほうが強く感じる。
実際、技能実習で日本に来る実習生は日本で働きたくて来るわけで、日本が好きという者も多いし、技能実習を終えて帰国してから、またもう一度日本で働きたいと思って留学に来る学生もいたりして、その「技能実習」が全て問題だ、ということではないのだけど。
例えば、実習中に妊娠したら、その女性は契約終了で本人が「出産後まだ働きたい」と思っていても帰国しないといけない制度になってたりする。「人権」が保障されてないとワタクシは思う。
そのほかにも、実習先でトラブルがあっても実習生は転職もできないから、うまくいかなくなると逃げ出すしかなくなる。
国では借金をして来日しているから帰るに帰れない。
そういうことには、今のほうがフラットに見られる。
あんな問題の多い制度は一刻も早く廃止すべきと思うし、そんな制度を考え付くお役人ってどうなんでしょ。
ずるがしこいにもほどがある。
過去の発言の責任をとってオリンピックの開幕直前に辞任や解任、というなら、こういう制度を作った人の責任は問われないのか、と思うこのごろだ。
このニュースは「コロナ」に隠れて小さくなってしまっているが、「人身売買」という表現が当たっている制度だとワタクシは思う。
日本にはいいところもたくさんあるけど、この制度は本当に国際的に恥ずかしい。
仔羊おばさん