ワタクシはいわゆる「日本語学校」で仕事をしています。
ここで日本語を学習した留学生が、そーねー1.5年か2年くらい、専門学校とか大学に進学していくワケ。
授業時間は1日に4コマ。(名門校は授業料が高いけど、これが5コマであることが多い)
で、もう一つ別部門で「技能実習生」に日本語教育を行っていく部門があります。
約1か月半の日本語研修を経て、各職場へ。
授業は何と1日8コマ。
新聞などで結構制度的な欠点など指摘される「技能実習生」制度です。
日本語学校の学費は1部の例外を除き、本人あるいは家族が出しています。
技能実習生の学費は受け入れ先の企業。
もちろんカネの支払いは日本の方がいいですよね。
で、技能実習生が来日できるとなるや、
受け入れ企業は人手がほしい。
日本語研修機関はお金がほしい。
ということで、技能実習生をどしどし入れようとしています。
2週間の隔離期間はリモートで授業。その後は教室で授業。1日8コマ。
( ̄д ̄)
昨日は、その部門の先生が、もしかして正月も仕事かも…。
なんか、これからめっちゃ来るみたい…。
どうしよう?
と、嘆いておられました。
学生の人数もね、日本語学校は規定があって1クラス20人までなんだけど、技能実習生はそういうのがないみたいで、明日から隔離明けで来る学生は20人を超えています。
それで、トータル1.5か月を経て勤務先に行き、日本語ができてないとクレームが来る…。
あな、恐ろしや!
そして、そこで働く教員には狂乱のハードスケジュールが待っています。
技能実習生の配属先も人手不足なら、教育の現場も人手不足で、まともな教育ができる環境でもないところへ、結果だけは求められるという…
ある意味、世の中ってうまくできているわね…
( ̄ー ̄)
日本語教師になろうなんて、みんな騙されるなと言いたい。
薄給で激務。
仔羊おばさん