50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

日本語学校にはもう復帰しないかも②

昨日のブログの続きです。

もともと日本語学校をやっていたところ、すなわち概ね2000年以前から継続している大手の日本語学校は大体、大学や大学院進学を主に学生を受け入れているかと思う。

そして、そういう日本語教育機関では結果、すなわち進学の実績、日本留学試験の良好な成績を求められる。

 

そして、最近開校の小規模日本語学校で非漢字圏主流、かつ技能実習生の日本語教育もやってますってところは、つまりは

人材ビジネス

を目論んでいることが多い。

「人材ビジネス」とは労働力の確保、と言えば聞こえはいい。

さて、この日本語学校入学にあたり、学生一人当たりいくら、と、募集に際して学生の出身国の留学生送り出し機関に日本語学校がお金を払っているケースはよくある。

その価格がいくらかは、ピンキリなので、いくらとは言わない。

行先がどこかにもよるだろうし、学校それぞれ方針もあるだろうからだ。

ただ、歴史の短い、キックバックが少額な学校ほど学生集めには苦労する。

猫 学校 に対する画像結果

3月までいた学校の学生募集担当もよく「うちは安いので💦」とよく嘆いていた。

 

まあ、そういった裏事情も相まって、日本語学校は採算がとれないことが多い。

採算がとれなくても学校を始める理由は

「人材の確保」ということだ。

ともかく働く者を得たいという目的だ。

そして、学生の側も稼ぎたいというのがあるものだから、そこに一致があって学生は日本にやって来る。

ところがこれが、なかなかうまくいかない。

 

まず、技能実習は「転職が認められていない」。で、うまくいかない場合、消えるしかなくなる……。

特定技能は「転職可」なのでいいのだが、それでは人気のない地方や企業の人材確保にはつながらない(そもそも日本人がやりたがらない仕事だから外国人に頼るのだよね……)。転職しちゃうから。

 

あと、介護職などだと「誰でもいい仕事ではない」。

介護、看護、保育、教育って向いてる人と向いてない人がいるわけよ……。

特に介護などは

給料が低いのに人を選ぶ

というとんでもない状態。

だから、技能実習生で来たからって全員が向いてるとも限らない。

職場で人間関係うまくやっていくのも人間力が要る。

一方で、日本の仕事環境って労働者にとって厳しいことが多くて、外国人にはそれが理不尽に感じることも多い。

 

ちょっと話がそれちゃいましたが、日本語学校は学生数がよほど多いか、あるいは学生から徴収できる学費が高いかしないと採算がとれない。

そういう採算が取れない業界だから、講師給は安い。

そういう採算がとれない業界だから、一流企業は手を出してこない。

 

だね。

(´・ω・)

なので、もうちょっと復職、就職について考えてみたいという心境だ。

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仔羊おばさん