50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

退職2か月半経ってー日本語学校にはもう復帰しないかもー

3月に退職した。

それから2か月半が過ぎた。

健康保険は社会保険を任意継続で続けているので、その支払いにはひいひい言っている。正直、ずっしり重い。しっかり計算してみたら、週に1、2回の首の牽引と2か月に1回の糖尿病の検診と診察と飲み薬、インシュリン注射の費用を社保なしで払ったとして、たぶん社保代払って医療費負担してるんと「トントン」なんじゃないかな。

とすると、社保代はまさに「不測の事態」に備えて、ということになる。

猫 不測の事態 に対する画像結果

国民年金は3月、4月分と来年3月までの分を貯金で一括払いですっきり。

 

失業保険は受給の延期を申請したので、今はもらっていない。

統合失調症の息子の通院や大学復学などにつきあうというか「病人のケア」みたいなことですな。それを一番にする限り、仕事復帰はありえないので、ハローワークの人に頼み込んでそうしてもらった。

復職について、いずれは失業保険をもらいながら探すことを考えていた。そして、早めに復帰しようともくろんでいた。

そして、離職当初は、自分が一番稼げる業種と言うことで日本語学校への復帰を最優先に考えていた。

日本語学校の主任や校長には条件があり、その条件を満たす人(で、かつその仕事をしようと考える人)は少ないので、なんとなくいけそうな気はしていた。

しかし、状況と自分自身の考えが変わってきている。

 

まず、このコロナ禍で、相変わらず海外との往来が戻ってきていない。

日本語は英語やスペイン語のように多くの国で通用する言語でない。主に日本で生活するか、せいぜい日本語でアニメを見たりゲームをしたりマンガを読んだりというマーケットくらいだ。

そして、日本語を習得したいというマーケットは、日本の景気と連動している。日本の景気が良ければ増え、悪ければ減る。

日本車や日本の電気製品が世界の最先端をいけば人気が高まり、技術を学びたいという人材が日本にやってくる。

あるいは、時給がよければ日本で稼ぎたいという留学生が増える。

 

今、ワタクシが日本語学校に復帰したいと思わなくなった理由は、3月に退職した日本語学校にいる間に、日本語学校は人材ビジネス化しているという現実を知ってしまったからだと思う。

今、日本語学校を始めようと考える経営者の目的はこの「人材ビジネス」がほとんどだ。

もともとある日本語学校で大学進学を主流にやってるところは別として、新規の小規模校の目的はそこだ。

留学生一人を送ればいくらのマージン、というのがあって、送り出し機関は躍起になって留学生を送ろうとする。

豊かな学生はいいが、貧しい学生は借金まみれになって学費や送り出し機関に払う手続き料等々準備する。日本に来てから返すという前提。

しかし、日本に来て、さほど日本語もできない留学生がそう大金を稼げるわけがないし、かつてと違って違法バイトをしてもばれるし、日本語がだめなままだと最低の仕事しかない、あるいは切られて終わり…。

昔は漢字圏の学生なら「新聞配達」という切り札があった。

今は漢字圏の学生は一般に豊か。非漢字圏の学生に「新聞配達」は厳しいし、そもそもそういう苦しい仕事が続かない。

新聞配達も数が減っている。

ホテルバイトも壊滅

……など。

 

そういうことで、今、日本語業界に復帰する気を失っている。

仔羊おばさん