日本語学校で悪い意味での最大の出来事は
学生が消えた
時だと思う。
( ̄ー ̄)
まあ大抵の原因は:
留学などの目的/名目で来日を果たしたけど、稼ぎながらの留学は甘いもんではなく疲れる。
もう勉強なんて辞めて、とりあえず稼ぐことに専念しよう!
ということだと思う。
そして、日本語学校への出席がなくなり、「留学生」と呼べる状態でなくなった時に、あるいはビザが切れた時に「不法滞在」となる。
それだけなら、別に日本語学校にとっては学費が取れなくなるだけで、また別の学生を募集すればよいのだから傷は少ない。
問題は、官僚はおそろしく頭が良く、下々の者をどうすればよいかがわかっている点だ。
もともと、学生が「もぐる」のは、その学生の価値観や考えによるのであって、別に日本語学校が「もぐれ」と推奨しているのでもないから、なんで学校に責任あんねん?と、私などは思う。
しかし、不法滞在者となるような学生を入学させた学校の責任
学生管理不行き届き
ということで、不法滞在を一定以上出すと(我が校では2人まで)、その学校からは「適正校」の称号がはく奪され、在籍している学生のビザ更新に影響が出るなど、すんごい深刻な打撃を学校は受ける。
まあいえば不法滞在学生を出すと、学校に入管からの処罰が下りる、という感じだ。
そうなると次の学生募集に影響が出るし、経営にも影響する。
こうやって「日本」は不良な日本語学校を駆逐する。
ほんますごいぞ。
ワタクシのごとき善良な市民は思いつきもせんがな💦
そう、今、一人我が校から消えた学生が一人いる。
今、やっきになって行方を追い、戻ってくるようにがんばっている。
ワタクシは「初動が遅い!」と「ガンガラ上司」に怒られ、それはそれで反省すべきなのであるが。
正直に言うと、
もう疲れた
し、
もう飽き飽きした
のである。
強い学習意欲もない学生を大した審査もせず入学させている学校に、確かに罪はある。
校内では、「学生募集」を行っている職員と「教育・学生管理」を行っている職員は別部門。
私らの責任は責められる一方で、「とにかく学生数がほしい」学校の懐(ふところ)事情もあって、やはり質の悪い学生も入って来る。
そう。
これからも、このいたちごっこ的な構造は変わらない。
よって、ワタクシは「飽き飽きしている」のだ。
責めるなら責めて。
でも、学生募集もちったあ考えてほしいな。
仔羊おばさん