今朝、いつものように「天声人語」の書写をやっていたら、「留学生受け入れ再開」に関する記事だった。
G7の国の中で再開してないのは日本だけ、という論調だ。
ただ、国公立大学などは受け入れている、と先日は報道されていたので、交換留学や私立大学、日本語学校への留学生については再開してないということらしい。
ワタクシも長く日本語学校でお世話になったので、このニュースには関心がある。
もしも今でも日本語学校で働いていたら、早く再開してもらえないものかと望んでいただろう。
しかし、今は「留学生受け入れは慎重でいい」と考えている。
ただ、国公立大学やある程度難関の私立大学に留学が決まっている学生は許可してもいい。
「真剣に学びたいことがある」学生が多いからだ。
つまり、「自国で日本語能力試験N2あるいはN1合格」するくらいのレベルに限ったほうがいいと考えている。
そのレベルの学生だとアルバイトをしてもうまくいく確率が高い。
2021年3月に卒業した学生で、進学や就職がうまくかなかった学生が未だ帰国できていない現在、安易に受け入れるとまた不法滞在やバイトが見つからず生活に困窮する留学生が出てくる。
入管のひどい扱いで亡くなってしまったウィシュマさん。日本語学校に長く勤めた者として、この件についてはいつかは書きたい。
今書けるのは、誰でも入管で10年勤めたら、おそらく同様のひどいことをしているのではないか? と考えられることだ。これは「構造的な問題」なのだと考えたほうがいい。
こんな悲劇はもう見たくない。
医療のひっ迫もそうだが、入管のパンクも、まずは避けておくに越したことはない。
選挙もある。
政権与党の外国人政策を今は見極めたい。
でないと、安易な留学生受け入れをしても、また不法滞在者や困窮する学生が出てきてしまうだけだ。
コロナ禍が落ち着き、日本人を含めて雇用の情勢、政治が安定するのを待ったほうがいい。
国公立大学や難関私立大学は別だ。仮にそこまでいかないにしても「自国で日本語能力試験N2以上合格」のラインを守ったほうが無難だとワタクシは思う。
(カンニング合格者に気をつけて!)
(; ・`д・´)
安易な考えにはご用心!
仔羊おばさん