ワタクシは、今の会社に転職してきたときには主任などは微塵も目指していなかった。
女性の管理職が異様に少ない日本であるため、いろいろ議論されているところである。
実際に自分の人生でこの問題を考えるに、結構根は深い。また、役職に就いたところで、確かに社会の壁もある。
ガラスの天井とか、ガラスの壁とかいうものですね。
先ほども書きましたが、ワタクシが今の会社に転職してきた時に、主任になりたいとか考えていませんでした。
…特段の理由はないのです。日本語教師の世界で「主任が女性」は珍しいことではありませんから、目指してもそう不思議はありません。
ただ、なんとなく子供の頃から、そういうことを目指して生きてきていないというか、「出世」とか根本的に目指していないというのは影響あると思います。
あと、自分もワーキングマザーだったワケですが、当時の自分の心境としては、
子育てしながら働いて、ほかの条件の整った人たちとの競争なんて
不公平だ
くらいに感じていました。
とはいえ、今振り返ってみて当時のワタクシの業績がさほど劣っていたともいえないので、自分が感じているよりは家庭や子育てはハンディキャップじゃないのかもしれません。
でも、重要なことは、
私はハンディキャップに思っていた。
ということです。
それも、すんごい感じていました。
例えば、自分が病気にかかったら、病院に行ったりするでしょう?
子供が一人いたら、自分が病気のとき+子供が病気の時、病院に行くわけですよ。
2人いたら、それぞれの子が体調崩したら、病院に連れってったり看病したりです。自分の体調不良の時だけでなく、さらに二人分の面倒みる…となると、仕事を休まないといけない場合も出てきます。
それも突発的にです。
(>_<)
そんなんで他の人との仕事上の競争など勝てるわけないと最初からあきらめていました。
今の職場に来てからは、前職での経験からさまざま反省するところがあり、
人はやっぱり上を目指さないと!
と思うようにもなっていました。
けども、それも子供がかなり育ったからだと言えなくはないですね。
精神的な余裕がないと、そういうことにも思い至れなかったです、少なくとも自分は。
主任になったら、そこそこ責任が生じるので、なにかと「クビ」を意識します。
その点では、この社会は厳しいは厳しいですよね。
今の会社なんて、いろんな理不尽な話も耳にします。
だから、自分もいつ斬られてもいいように覚悟はしています。
ただ、責任ある立場は、想像よりは充実感もあったし楽しさもありました。
だから、やはり女性の後輩たちには目指してほしいとは思います。
仔羊おばさん