仕事を辞めたくなる一つの要因に、間違いなく人間関係があると思います。
でも、一方で、人間関係のない、というかすごく希薄なところも働きにくいでしょうから、人間って矛盾してるなと思います。
私は何回か転職してみて思うのですが、
たいていは年収は落ちる。
とともに
どこに転職しても人間関係の悩みはある。
この二つはテッパンなんじゃないかと思います。
それは、きっと私自身が人間関係をうまく操れてない証拠かなと…。
どーしてかなー?
30代から40代のどこかまでは、人といるのが楽しかったし、職場でもいつも陽気に笑っていた記憶があります。冗談を言って笑って、かなり自由自在にふるまってたんじゃないかな?
当時の同僚とは人間関係もつかず離れずうまくいっていて、私自身もご機嫌に暮らしていたし、感謝の思いにもっとあふれていたと思うのです…。
それがなんで…ということです。
自分では、大量首切りが起きたこととか、上司がよそに行ってしまったこととか、会社のせいにしたり、時代のせいにしたり、それこそ職場のだれそれさんのせいにしたりしているわけです。自分の変化より、周囲の変化のせいにしていると思います。
これが中高年の恐ろしいとこです…。
たぶん、変わっているのは「自分」なんです。
でもそれは、自分でコントロールできるたぐいのものではなく…そう、「更年期」というものが引き金となり…
あと、私の場合は40歳で糖尿病を発症してしまったので、高血糖という体調の変化も影響したと思います。
そんなわけで、もうどの職場に行っても、必ず私には人間関係の問題が生じてしまいます。特に私の場合深刻なのは、ふと気づくと「自分を殺している」ことです。自分の意見や本音を人にぶつけることをせず、職場で対立が起きないように無意識のうちに自分を抑え込む、癖のようなものが身についてしまってると感じます。
けんかなんかは避けるので、平和ではあるのかもしれませんが、無意識に自分を抑え込んで、周りの人の言うことを受け入れて、ほんのちょっとしたことも遠慮したり気を使ったりしてしまうんですね。
若いころなら笑い飛ばしていたり、気づきもしなかったような同僚のちょっとした一言にも「今の言葉って皮肉を言われたんだろうか?」とか「もしかして私、嫌がられてる?」とか疑心暗鬼が顔をもたげてきます。
「更年期」と先ほど書きましたが、要するに閉経とそれに伴うホルモンバランスの崩れ、ですね。
これはもう、ある程度自覚して乗り切っていくしかないわけです…
そういうことも含めて、もし今の職場で人間関係に問題を抱えていたとしたら、それは転職してもたいてい同じように、また壁にぶつかると覚悟しといたほうがいいと思います。