さて、このブログでさほど詳細は書いてきていないのですが、ワタクシは息子が二人おり、そのうちの下の子が統合失調症であることが発覚したのは2020年の夏の終わりごろでしたか。
本当だったら、2020年の3月に大学を卒業してるはずでした。
でも、もうたぶんその頃はすでに精神的におかしかったんでしょうね。
ただ、その時は精神科に連れていっても病気の診断はされませんでした。
ただ、息子には1年休学させ、ワタクシは仕事を続けました。
休学して、バイトやなんかしても続かないし、採用もほとんどされないし。
夫と喧嘩と言うか、争うことも増え、もといた下宿に戻って行きました。
でも、そこでも生活が破たんし警察のご厄介になり
(ノД`)・゜・。
家に戻ってきて、再び精神科に。
やっぱりね。人格がそれまでとすごく違っちゃったというか、なんかおかしいんですよね。
で、2020年の夏の終わりごろ? 秋?
精神科で「統合失調症」の診断を受けました。
当時は私も夫も事態を受け止めるには時間がかかりましたね。もっとも、精神科にも一度行って徹底的に調べてもらっていたし、「なんでこんな子になってしまったんだろう?」と悲しんだ時期も長かった。
なので、病気の診断が出た時は「あーやっぱり」という気持ちもありました。
でも、「あの時こうしていれば」「自分の考えが浅はかだった」「そういえば子供の時」などなど、ひたすら人生の味は
苦かった
です。
で、病院通い、デイケア通いの日々が始まるのですけど、当初は「通う」ができませんでしたよね。
私も夫も仕事があったし、そうべったりもできんかったし。
ただ、本人は大学のある場所に戻りたがってたし、大学卒業への思いも強かった。
なんか、そこは結構ゆるぎなかったので、2021年の4月に復学をすることにしました。
復学前に大学の「障害学生支援室」みたいなところに診断書を提出して、サポートしてもらうことになりました。
復学した頃は、何してもすぐに寝てしまう、なんかずっとぼーっとしている、みたいな印象です。
ちょうどコロナで大学もオンラインの授業が多く、そういう面では予想よりは楽できました。
ワタクシが仕事を辞める大義名分として使った理由は、「復学に付き合い、大学のある場所に1年移り住む」でしたからね!
そう、去年の今頃はマンスリーマンションだとか、URだとかひたすら住むところを探していましたよね。
でも、そういうお金を使わずに済んだんで、それについてはよかったです。
前期は、オンライン授業でもぼーっとしていて、卒論も本を眺めても理解なんかできてない感じでした。
まあ、その間ずっと病院でもらった薬を飲み続けて、2021年の夏ー秋あたりから、かなり「戻ってきた」というか、デイケア通いも規則的にできるようになったし、だんだんまともに話せるようにもなったかと思います。
今の薬はすごいですね。
もちろん本人の回復への意志もあっての回復だとは思います。
規則正しく睡眠をとるとかはめっちゃ大事なので。
人間、ほんと睡眠って大事ですね。
息子は今でも、ちょっと何かすると脳が疲れるのかぐたっと寝ます。
そういう様子を見て、自分自身の価値観も変わりましたかね。
日本語学校では授業中学生に居眠りをさせてはいけないというのがあって、注意をしてましたが、今なら学校にそう命令されても寝かせてあげたい気持ちが強いですね。
夜中ずっとスマホやゲームしてて、昼間眠いのは、高い学費の無駄遣いでしかないけど、眠くなるのは脳が休息を必要としてるからということに変わりはありません。
もちろんそういう学生に説教はすると思うけど、脳は休息することで回復もしていきます。
息子も薬の力もあるけど、睡眠をしっかりとっていることも大きい。
後期に入って「残りは卒論のみ」というあたりから、結構話ができるようになったり、本もちょっとはわかるようになっていきました。
その頃からは支援室の方とゼミの先生とのやりとりも大体大丈夫になり、めでたく卒論を書き上げ、提出し、今日を迎えることができました!
しみじみうれしさ感じています。
これから息子が働けるようになるまで、そしてたぶん働いても、そうそう順調にもいかないでしょう。
今でもなんか会話がおかしいこともあるし。
でも、ぼちぼち前に進めばいいかと思います。
再発すると怖い病気ですし、無理せず、ゆっくり。
仔羊おばさん