ワタクシは1960年代生まれである。
そう裕福でもない商売人の家庭で育った。
70年代くらいまでは、お茶といえば緑茶か麦茶か抹茶、それも茶道で出てくるあの「抹茶」だった。
母がお茶をやっていたので、家でも時々お茶をたてていたからだ。
子供が飲むものといえば「緑茶」「麦茶」だけだった。緑茶といっても安物ですよ!
( ̄▽ ̄)
1988年、日本語教師として台湾に行き、そこで初めて
ウーロン茶の茶葉から入れるお茶を見ました!
それまで「お茶」といえばですね。
急須と湯呑のペアでした。
それが、ウーロン茶は
こんなカンジで、ガラスのコップ、それもめちゃめちゃごっついコップに茶葉を入れ、熱湯を注いで葉っぱが降りていくのをゆっくりと待っていただく。
結構、衝撃でした!
( ゚Д゚)
しかも、飲んでみたら、葉っぱが飲むのを邪魔する!
それでもみんな平気な顔で飲んでいる!
台湾人は飲みにくくないのか⁉
別に飲みにくそうにもしていない💦
おまけにお茶の葉が沈んでいくのにすごく時間がかかる。すぐに飲みたくないのか?
謎だった。
けど、量も量だけに、とりあえずいれといてちょびちょび1日かけて飲む、というスタイルのようだった。
郷に入っては郷に従え
で、自分も台湾の人みたいに茶葉をでっかいコップに入れて熱湯を注ぐ式で過ごした。
職場などだと急須が要らない分、洗う手間も省けて合理的ではあると思った。
ほんとに、ちょっと海を隔てただけで、お茶の飲み方、お茶との付き合い方もすごく違うなと思った。
それに、いいウーロン茶はものすごく高い。
というやつだ。その中でも、本物はすごく高かった。当時日本円で5000円くらいしたかな。半斤くらい。物価水準の差を考えると、それってすんごい高価なお茶だった。
その高い高い凍頂烏龍茶をお土産に買って帰ったけど、誰も飲んでくれないし、寂しかったな。
自分用にすればよかった。本物は香りもすごくいいの。
(ノД`)・゜・。
きっとそのままで最後は捨てられる運命……。
帰国後、日本語学校で遭遇した中国人たちのお茶の入れ物は、さらに衝撃だった!
ネスカフェの大びんの中で、花がユラ~~と揺れている。
学生によっては、その大びんにサイズを合わせて編んだ毛糸の入れ物で持ち歩きしている!
手編みの専用ケースというか。こんなかわいくなかったけど。
びっくりした!
当時まだ「エコ」とかいう言葉もなかったんだけど(90年代初め)、日本語教師だったワタクシの友人は、その「エコ」の概念を感じたとか💦
「これはいいなあ」と思ったそうです。先見の明があるな。
ワタクシはそういうのはなく、いかに「彼の国はものがないか」を感じただけでした。
大部分の人がそうじゃなかったかな。
今は留学生もペットボトルのお茶を買ったりしてますが、あの頃の留学生は節約してたよなーーー。
今は自分も水筒にお茶を入れて、ボトルホルダーを使って持ち歩いている。
やっと80年代の中国に追いついたよな。これでネスカフェのビンを使ったら、さらに「エコ」ということになる。
そういや、ミニ・ネスカフェ瓶に私は片栗粉を入れている。
(*'ω'*)
塩はジャムの瓶。
「エコ」度は中等かな。
味については、最初に日本で売ってたサントリーの烏龍茶はなんだか苦かった覚えがある。
どうしてあんなに苦かったのかな?
実際台湾で飲んだものはそんなに苦くなかったので、意外とおいしいな、という感想を持っていた。
まあとにかく、高価なお茶は香りもそうだけど味も全く違うんですよね。
そういう「価格次第」なのは緑茶も同じですよね。
仔羊おばさん