コロナワクチン接種2回目の翌日、つまり昨日は本当にしんどい一日を過ごしました。
多くの方が「我慢できるくらい」とおっしゃってますが、ワタクシはかなり参りました。
なんてってもここ数年発熱したことなかったので、こんなしんどい経験をしてなかった!
けど、これまた多くの方がおっしゃってたように1日経つとほぼ下がり、昼前にはもうすっかりいつもの自分に戻りました。
元気に散歩にも行きましたよ。
熱中症対策もちゃんと怠りなくしまして。
このテーマで、この書き方で描いていく、というところに作家のすごさを感じました。
でも、もしもこれが「漫画」だったら、きっと「風間塵」が1位になるのかなと。ラストに近付くと「栄伝亜夜」の復活の物語だったのかと。しかして、コンクールの結果はやはり……ということなのでしょうか。
本当は、それぞれの曲を聞きながら読むような時間が過ごせればもっと臨場感があったんでしょうけど、そんな読書のための時間の使い方はなかなかできない。
だから、小説内の時間の流れ方と読者が読む時間の流れ方とが一致しない、ということが起きる。
一方で、音楽を小説で表現できる、作者の凄さを感じました。
また、音楽コンクールのディテールがきっちり洩らさず描かれていると思いました。ただ、もちろん実際のコンクールと小説では、小説のほうによりドラマがあり、内面の描写があるのは作家の創造の部分なんだと思いますが。
そして、そこにわれら読者は引き付けられるのでしょうね。
あとは、音楽以外の音やリズムも作品の中で登場人物の耳を通して描かれているのが秀逸なところだなと思いました。音楽家ってそんな風に音やリズムに敏感なのかな。
私なんか鈍いもんな。
この作品は発表当初より評判が良かったので、是非読みたいと思っていました。
仕事を辞め、少し時間もできたし近所の図書館でこの作品の「読書会」なるものをやるというので、参加したいと思って読んでみました。
参加の動機は「誰かと話したい」というものです。これは仕事を辞めて話す機会が減っているので、自分なりの居場所づくりの一つでもあります。
これまでこういうのにあまり参加できなかったので…。
まだまだ読みたい作品はたくさんあります。図書館で本を借りるのも、これまで社畜的に働いてきた私にすればもはや「贅沢」。
文学を味わうのも「贅沢」。
できれば音楽も楽しみたいところですが……
仔羊おばさん