「私の業界」とは、日本語教育の業界です。
日本語教育の業界、といっても大学の別科もあるし、専門学校の中の一つの学科として、日本語学科が入っている場合もあります(私の前職はそこに属していました)。
そして、単立で、というか日本語学校のみで経営をやりくりしているところも…あるのかな?「あるはず」と思うんですが、今回、私の学校に起きたようなことが各学校に起こりがちなので、今、私は日本語学校のみで黒字経営を続けていくのはなかなか難しいんじゃないのかなと考えてしまうわけです。
私が今勤めている学校は、本業が別にあって、日本語学校の経営も始めてみた、というケースです。
まず、「朗報」から。
それは、日本語能力試験の合格者がそこそこ出たことです。
日本語能力試験は、外国人(日本語非母語話者)が受ける、日本語の能力を測る試験です。TOEICみたいなもんです。
上のほうからN1、N2、~N5まであります。
N1チャレンジャーは合格なし。
N2チャレンジャーは合格は一人、と読んでいたところ3人も出た…のが「朗報」。
N3チャレンジャーも結構合格しました。
悪い知らせは今日。
10月に入学する予定の学生の留学ビザが今日、出る…はずだったんです…が、なんと、我が校には一人のビザも交付されませんでした。
すなわち、10月入学者はゼロ、ということになり、かつ、今後我が校に入学を志望してくれる学生は今後、激減することが予想されます。
そうすると、学生を選抜することが難しくなり、かなり質の悪い学生を入学させるはめになり、怪しい学校と化し…と、悪循環ループに際限なく落ち込んで行く可能性が高まるのです。そうなると、先生の定着も悪くなり、教師の質が下がれば、教育の質も低下しますから、ますますまともな学生は入学してこなくなります。
「ビザを出さない」
入管は、時々そういうことをします。
学校一つつぶしても、痛くもかゆくもないんでしょうね。
私の知る限り、私の学校が何か不正をしているとは思えません。が…。
小規模の学校は、何かと下に見られます。「小さい」それだけでうさんくさいんだと思います。それに、少々いじめてもどっかから批判されることもないし。
まあ、想定の範囲内です。大手から小さい規模の学校に来る、とはそういうことです。
何が起きてもしかたがないです。
まずは動向を見極めます。
クラス数が増えない、となれば人手不足はちょっとは解消できます。
それは「朗報」と言えるかな。
(+_+)