50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

転職からの振り返り

 私が今の職場に転職したのが2017年3月。

 その後の自分の気持ちの変化を一度、振り返ってみたいと思います。

 

 蜜月期

 最初は蜜月期です。新規校の立ち上げ、という仕事内容も自分にはすごく合ってて楽しかった。私は何にせよ「創造」って好きなんですね。例えば家事でも、料理が好きだし。カリキュラムを考えたり、授業スケジュールを組んだり、そういうことが楽しかった。

 人との出会いも楽しんでいた。

 でも、すべての出会いが愉快なかったんですが、そういうことも転職前に覚悟はしていたし、蜜月のパワーで乗り切れていました。

 

 最初の壁ー現実の見え始めー

 5月くらいでしたか。 

 いよいよ本当の仕事の始まりと言うべきか、最初の問題にぶち当たります。私が最初にぶち当たったのは、上司同士の対立です。その対立は深刻なもので、二人はできうる限り口もきかないし、取るべき連携もとらない。組織が機能不全に陥る。ここまで

 で、上司の上司に相談をしたのがこの頃かな。

 あと、上司の仕事の仕方とかに「?」 ん? (。´・ω・)?

 と違和感を持ち始めたのもこのころのこと。

 

 仕事が回り始める

 7月から9月。この辺りから、本当の仕事の始まりとなった気がします。学生の最初の大きいテストも終わって、実際の実力とかわかってきて、本格的にわたしの仕事も回り始めました。

 新人が入社してきて、その新人を育てる、という業務も出始めます。

 

 あれ?ちょっとどうなの?

 はっきりはしませんが、10月から12月あたり。新人と自分の関係、主任と新人の関係、学生の動向、いろんな動きが見え始めました。主任の言動の「実」のところもだんだん見えるようになってきて、いわゆる「蜜月期」の完全なる終焉がこの頃だったと思います。蜜月期が終わるのは当然のこと、はじめ私は自分を抑え込もうとします。「文句を言わず、ただ淡々と働こう。」と考えていた時期です。

 

 「わーやっちまったぜ」が増える

 主任はじめ新人の「実のところ」が見え始めると同時に、自分自身も自分のなにもかもを同僚にさらすことが増えました。入社して半年くらい経つと、自分のめっきもはがれていくということです。

 私の場合で言えば、夕方腹が減ると機嫌が悪くなってぷりぷり怒る、つむじを曲げる、などですね。誰も悪くはないのに一人で不機嫌になったりするのです。はた迷惑なやつです。

 ほんまごめん!(>_<)

 でも繊細な人はそれで傷つくし、さらにそれから陰口を言われたりするわけで… 

 ああ、またこのパターンに陥る…「職場で孤立する」

 私は前職でも、このパターンに陥ってました。

 自分の信条、信念、仕事のやり方人との付き合い方のパターンが前職の時と変わらないため、同様の状態がまた出現したのです。

 

 上司(主任)と衝突

 12月~2月。

 まずは、新人が授業、学生指導で壁にぶつかる。当然ですよね。次に、上司が学生と衝突する。それを巡って上司と私が対立する。今思えば、ですけど、上司にしてみれば絶対的に味方だと思っていた部下の私が「裏切った」みたいに思ってショックだったんでしょう。これって当時は見えなかったことです。

 だから、もしもあのまま一緒に働くんだったら、私は徹底的にこの上司のサイドにつくか、あるいはそれに類似するメッセージを上司に送って、関係を作り直すとかしたらよかったのかな、と思います。

 ただ、そういう関係をそれまでに構築してこなかったため、当時の自分にはそういう発想がなかったです。

 この上司はショックの時に落ち込むとか反省するとかいうパターンを取らないで「相手を追い詰める」方向に行くので、私がその標的となり、かなり苦しい時期を過ごすことになりました。

 最後、上司(主任)が辞表を提出されました。

 5月くらいに「私は2月に辞表を出して辞める」と宣言されていたので、それが実現しただけなんですが、私は対立状態にあったので、なんか周囲から見たら、私が引き金みたいに思ってるかも。

 でもね、この上司がいい関係を築けなかったのは、私で3人目だったので、この上司も自身の「人間関係パターン」に陥ってた、ということですね。

 こういう時、組織自体がしっかりしている会社なら社員のそういう傾向を飲み込んでってくれるんでしょうが、組織がまだ確立してないとこでは人間関係そのものが仕事を呑み込みでってしまうのだな…と、今、感じます。

 そして今、2年目を迎えました。

 

 今も、「わーやっちまったぜ」を私はたまに発動しており、そういう意味で全くこころもとないです。

 主任を頼まれて、主任をすることになると思います。

 自分のやりたいことが実現できそうな点はうれしいですが、こうして振り返ってみると、私は私の悪いパターンを持っていることがわかります。

 

 人間って悲しい。

 

 

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 どうしよう、私。

 

 仔羊おばさん