ワタクシは大学時代、特急電車の車内販売のアルバイトをしたことがあります。
バイト始めに車内に乗り込む、昼の休憩終えて、帰りの便の電車に乗り込む。
絶対に乗り遅れてはいけないので、常に余裕を持って乗り込むのですが、それでも遅れそうになってものすごく走ったことがありました。
電車の運転手は偉い!
としみじみ思いました。
絶対に遅刻しないんですもの。
で、その後ワタクシも「遅刻厳禁」の仕事を長年続けることになります。
運転手じゃないけど。
( ̄▽ ̄)
日本語教師です。
教師って遅刻厳禁の職業のうちの一つですよ。
学生の遅刻を注意する立場ですもんね。
それでも、電車が遅延したり、出勤途中で気分が悪くなったりすることってありますよね。
でもワタクシは専任教員で、そういう理由で遅れてくる先生がいた時に、その代講に入らないといけない立場でした。
だから、出勤は常に早めにしてました。
まれに電車が事故でストップしたこともありましたが、結構早く家を出ていたので、そんなことがあっても遅刻はしたことありませんでした。
まあ、出勤に関して、そんな感じでした。
退勤のほうは、子供を保育園に預けていた時はですね。
あれも遅刻できないんですよ。
お迎えの時間に間に合わないと理由書なんかを書かないといけない。
で、帰りもいつも急いでいました。
その後も晩御飯の支度だの何だの、子供が学生のうちは出勤も退勤もひたすら急いでいました。
それがここのとこ、人生で「急ぐ」必要がなくなりました。
狭い日本、そんなに急いでどこへ行く?
という標語を地で行く人生が始まったのです。
(;^ω^)
先日は、路面電車の(無人)駅で泣いてる小学生を見かけたので、声をかけました。泣いてたけど、事情を聞くうちに少しずつ落ち着いてきました。
「靴を間違えてはいて出てきた」と言う。
確かに運動靴でなく、スリッパみたいなつっかけ、って言うんですかね。そんなのを履いていました。
しばらく付き添っていました。
親御さんに電話をかけて留守番電話に伝言を録音したら、知り合いのお母さんがほどなくして来られました。
最近は、怪しい人とかに連れ去られないかとかあって、子供に声をかけるのもなかなかやりにくいことですが、こういう時は白髪のおばあさんでよかったなと思いました。
その後数日して、今度は別の場所で歩道橋の階段を上り切ったところで、高齢男性が(って私も高齢女性なんですが)重そうな手押し車(歩行を助けるやつですわ。私の母も使っている)を手に、後ろ向きで階段を下りようとしている💦
「お手伝いしましょか?」と声をかけたら
「お願いできますかいな」との返答。
一緒に下まで手押し車を下ろすのをお手伝いしました。
どこかのビルに入ればエレベーターもあるけど、そこまでいくと遠回りになるから、歩道橋を下りようと考えたとのことでした。
でも歩行を助ける手押し車はちょっと重すぎたんですよね。
丁寧にお礼を言っていただいてうれしかったです。
更についこの間は、信号のだいぶ手前で青信号になっても動かない車があり。
後続の車がいらいらして追い越して走っていき、ワタクシも一旦は通り過ぎたものの、
もしや万一……
と思い、引き返して運転席を見てみたら、寝ているのか意識を失っているのかはわからないけど、運転席の方は目を閉じていました。
歩道には柵があって運転席に近付けない。で、
大丈夫ですかあ?
と、そこそこな大声で声をかけました。
すると、目を覚まされて、エンジンをかけて車を発進させていかれました。
私のほうは見なかったから、きっと私の声で起きたのではなかったと思うんですが、まあとにかく、万一のケースでなくてよかったです。
(-。-)y-゜゜゜
リタイアばあちゃんになってよかったこと。
それは「誰かのお困りごとに付き合う時間ができた」ことです。
白髪のばあちゃんだと誘拐とか疑われることも少なく、こんな時は白髪でよかったなと思います。
でも私自身もペットボトルのキャップが開けられなくなり、ずいぶん行きずりのおっちゃんに助けてもらっています。
若い女の子でなくてごめんね。
でもきっとおっちゃんも悪い気はしないと思うのだよ。
( ̄ー ̄)
持ちつもたれつ。
仔羊おばさん