50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

退職そして別れは突然に

ほんの1週間前。

我が同僚、トシさん(仮称)とは少なくとも夏休みまではともに働く予定でみんな動いていた。

それが、コロナウィルスによる緊急事態宣言のさなか、突如変わった。

トシさんに退職勧奨が出た。

トシさんはそれに応じた。

 

そして、2日3日職場にちょっと顔を出し、あらゆるものを片付けて、トシさんは我が職場を去って行った。

 

ちょうど「12月入社さん」(事務畑の仕事をしてた方。12月の入社後からずっと退職を考えていたらしい。)と時を同じくして退職、ということになった。

 

トシさんは会社都合による退職ですぐに失業保険がもらえる。

また、彼はすでに次の職場が決まっているので、傷は比較的少ないと言える。

 

これも、コロナにより新入生が来日できないことと、(おそらくは、であるが)

経営母体がこのコロナ禍で、経営状態が悪化しているのだと思う。

 

辞める二人には何もしなかった。

お花も贈らず、色紙を書くでなく。

12月入社さんはそれでも、朝礼であいさつをしてもらった。

トシさんは、本人の希望もあり、大々的に辞めることを発表もしなかったので、そう

風のように

去って行った。

 

最終的に、トシさんは

野武士のような人だった。

風来坊。

刀は、心のどこかにさしてあったと思う。

退職勧奨に彼はあっさりと応じ、1週間経たずに出ていった。

 

彼は故郷に帰るつもりだと言う。

トシさんの住所だけは聞いた。

 

彼はラインをやらない。

 

年賀状だけは送ろうと思う。

 

f:id:from55life:20200419025036j:plain

自分で言うのもなんだけど、ワタクシとトシさんはいいコンビだったと思うよ。

 

仔羊おばさん