50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

夜中に「おしん」を見たら止まらなくなったのはなぜか?

昨日は土曜日でも仕事だった。

今また仕事がたまりにたまり、ちょっとした地獄を見ている。

そんなさ中、昨日は昼飯も食わず働いたためか、晩飯を食べ過ぎた。

するとごっつく眠くなり、12時ごろやっと目覚めた。

BSで「おしん」をやっていた。

 

なんだか、見始めたら止まらなくなった。

 

今日、そのことを考えていたら

はっ

(; ・`д・´)

とした。

結構、深いもんがそこには隠れていた。

 

昨日私がハマってしまったのは「おしん」が加賀屋、という大きい米問屋に奉公に出た後のところ。

小林綾子が演じている、のあたりのところはやはり、小作農の貧しさなどぐいぐい人を引き付ける。橋田寿賀子の脚本はやはりすごいのだ。

 

おしんは、自分が置かれた境遇を嘆くでなく、とにかく働く。

米5俵で奉公に出て、子守をしていればそれでいいのに、食事の用意を早起きしてやる。猛烈に働く。

 

大きくなって(田中裕子になる)、縁談を大奥さんが決めようとしている時も、運命と考えてか、悩むこともない。

加賀屋のお嬢さんが、女性も自分を実現して生きるんだみたいなことを言っても、何を言ってるんだかさっぱり。

 

私には、そのおしんの姿に、まるで自分を見ているように感じた。

おしんは、自分が小作農の家に生まれたことで、もう何もかもあきらめてしまっているのだ。それで、ともかくできることを精いっぱいしようとひたすら頑張る。自分の持ち場で精いっぱいやるのだ。

感謝しながら。

 

私は、もう自分が女性であることで多くのことをあきらめてしまっていたし、今もあきらめている。

年収のこともそう。

子育て中も、今思えば誰に何を言われたワケでもないのに、どれほど「あーしかたない」と心であきらめてたことか。

で、誰かが「いやいや女性だって…」と言っていても

 

それってよっぽど才能に恵まれてる人の追いかけてるポジションでしょ。

それってよっぽど環境に恵まれてる人の持つ夢でしょ

それって東京かどっかのオフィスで働いてる人の世界でしょ

それって容姿にチョー恵まれてる人の得られる待遇でしょ

 

って…

 

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
 

 例えばこんな本を本屋で見かけても、

自分とは遠い世界の、特別な人の追いかける夢だと思っている。

 

自分はだめだ

もうこの人生でそれが手に入ることはない

 

って…

正直、思っている。

 

それが、おしんを見ていて自分とかぶった。

 

それでも、今も私は実際、自分にあきらめてしまっている。

いい言い方をすれば「身の程知らず」ではない。

私のあきらめ具合はおしん並みに深刻だ。

とにかくものすごい深い。

お金もないから働くしかない。

我慢するしかないって思ってる。

上司に逆らわない。逆らったって勝てないから。これも決めつけ。でも、実際勝てる気はまったくしないし、きっと勝てないと思う。勝ったこともない。だから、そんな無駄なこと、はなから考えないし、やらない。

これが、絶世の美女とかだと男性社会では道が開ける。なんか、耳を傾けてもらえるのだ。いや、実際、そうだ。

私はそうじゃないから、そういう待遇は受けられない。

だから、そんなことに精力使う気がしない。

 

…まあいやそういうこと。

 

今日は悲しいブログになってごめん。

50代後半ばば女性のリアルだ。

とりあえずプーさんの写真で締めるわね。

m(__)m

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寝るわ

 

仔羊おばさん