それぞれ矛盾する、二つの大きい、大きい後悔があります。
一つはもちろん、子供のことです。
子供との時間を、子供のことを見る時間を、やはり相当犠牲にしてしまった…。
私の、特に大きい後悔は上の子も下の子も高校の文化祭を見に行けなかったことです。
高校生ですから、子供は「来ない」と聞くとむしろほっとしてたと思うんですが、私は今に至るも後悔しています。
休みはけっこうもらえる、いい職場だったんで、入学式とか卒業式とかはかなり行けました。1回、卒業式だったかなあ、合格発表の日だったかなあ。職場で、会長がおみえになるので皆必ずいること…みたいな連絡があって、私が「すみませんその日は休みます」と言ったら、〇〇長はかなりご機嫌を損ねてましたね。すごく感じました。
でも、子供のためだから後悔はまったくないです。
ない。ない。後悔はない!
だけど、高校の文化祭は、後悔してるなあー。ただの1回も行けなかったもんなー。
行けなかったのは理由があって、その日は、半期に1度、全部の教員が一堂に会するビッグミーティングがある日だったんですね。専任だから休むわけにはいかなかったんですけど…
その日が見事に高校の文化祭の日と重なってて。毎年、どんぴしゃに重なってたんですよねー。
でも、人知れずそういう犠牲を払って仕事を頑張ってても、結局最後はうとまれて…となると、上司や同僚に眉をひそめられても行けばよかった。と…。
もう一つは、毎年1回、上司の評価をもらったり次の担当について指示を受けたり、契約内容の確認をしたりする面談みたいなのがあったんですが、その時に
「自分は社員になりたい」「上のポジションになりたい」と言い続ければよかったということです。
本音は、そんなことみじんも考えてなかったし、もう子育てと仕事で精いっぱいでそれ以上のことは思ってもいなかったし、大体、主任に対して「私主任になりたいんです」なんて、挑戦状をたたきつけるに等しいですから、口にできるわけがなかったです。でも、呪文のように唱えとけばよかったんです。
子供は巣立っていきます。
職場での自分のポジションも変わります。
だから…
なんか尻切れトンボですが、今回はこれで。