50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

西城秀樹さん

 私世代が書かずして、どの世代が書くというのだ?

 西城秀樹さんの偉大さを。

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 カッコイイ!

  ワタクシめの小学校、中学校、高校時代を通して、随一の「カッコイイ」アイドルだったのは間違いない!

 クラスに、熱烈なファン、いたなあ。下敷きからなにからヒデキのを持っていて、部屋にはポスター貼って。学校でもキャーキャー言って。

 レコードの時代。発売のたびに買う。早ければ1~2か月で、遅くても3~6か月で必ず新曲が出る。

 ブロマイド、と呼ばれる写真。

 「平凡」「明星」…アイドル雑誌のタイトルです。二誌あった。

 それ以外にも「小学一年生」から「小学六年生」。で終わらずに「中一」から「蛍雪時代」まで、小学生、中学生の学年別雑誌もあった。

 そんな雑誌の表紙にも中にもアイドルのページは必ずあった。

 どこまで本当だったかわかんないけど、好きな食べ物から好みのタイプの女性まで各アイドルのプロフィールも載ってて。

 

 「傷だらけのローラ」

 絶叫型の歌い方が、子供だった私たちにはとても面白くて、「いちびり」なクラスの子がマネして歌ってたなあ。

 「西城オデキ」とか言うと(失礼!)、ファンの子が怒るので面白くて、怒れば怒るほど面白いから「オデキ」って揶揄してた(ごめんなさい!)。

 

 50代の今になって、当時の秀樹さんの歌を聞く。テレビで見る。…と、ルックスの良さもさることながら、その、

声! 歌唱力! 声量!

 に圧倒されます。クラスの子が真似した、「ローラ! ♪」の絶叫

ですが、ほんとにうまいです。

 今のアイドルはグループで、束になってかかってくるけど、当時は一人で全部背負ってたんだな。若いうちから大人に囲まれて。

 そんな中で、歌もヒットしたけど、ドラマもCMもどの分野でも

西城秀樹の代表作」をきちんと残した

 万引きとか麻薬とかと無縁で、

 まっとうな大人になってくれた!

 

 アイドルも成長して、大人になって、「アイドル像」からの脱皮って大変だっただろうな。

 私のこのブログは、「転職」をキーワードにしてるのだけど、アイドルからの脱皮って、ちょっと転職に似てるかも。

 

 ファン世代がおおむね結婚して家庭を持つまで、アイドルは結婚も家庭を持つことも自粛。

 西城秀樹さんは40代になってやっと結婚して、お子様にも恵まれて。

 ファンは、アイドルが個人的な幸せを持つと心からほっとする。ああ、ほんとよかった、と思える。それは、アイドルが人生の夏の時代をファンに捧げてくれて、ある面「犠牲」にしてくれたことをわかっているから。

 

 私が個人的にうれしかったのはサッカー、Jリーグ川崎フロンターレの夏のイベントで「Y.M.C.A.」を歌ってくれてたってこと。

 小さい子供からじーちゃんばーちゃんまで歌えて踊れるのがイイんですよ!

 今、時代の趨勢もあって、そういう歌がなかなか出てこない!

 

 私はファンではなかったけど、心からご冥福を祈ります。

 熱烈なファンだったクラスメイトは、今はその名前も忘れてしまったけど、きっと東京、青山の葬儀場に行っていたと思う。

 素晴らしい方でした、西城さんは。間違いなく。

 仔羊