今日、ワタクシが言いたいのは、この
「浮かんでは消え」という言葉です。
コールセンターでバイトを始めて9週目が終わりました。
ずいぶん慣れたとはいえ、いまだ反省することしきりです。
苦情を受け付けるコールセンターじゃないけど、それでも一日に平均1回は必ず、お叱りとかきついお言葉とかあります。
どう返答していいか本当にわからないのが、
「すぐに改善しろ」というもの。
一介のバイト、改善をお約束することはできないし、機械がやってることとかの改善を約束せよと言われてもどうしようもないです。
制度を変えろというものも、自分にその権限もないし、本当に困ってしまいます。
言われた言葉の中で忘れがたいのは
お前、最低やな!
お前は最低の人間だ!
かな。
世の中にもしかして「最低の人間」というものが存在するとして、その人に「お前は最低の人間だ」と言っていいかどうかはすごい深い問いではあると思います。冷静に考えれば。
……忘れがたいです。
その時「はい」って答えたんですけど、自分の心の声としては「はい、最低(時給)の労働者です」でした。
まあ、完全に最低時給ではありませんけど、実際、自分の時給と最低時給との差は20円くらいです。
まあ「最低時給人間」と言っていいです。
非熟練労働者の端くれです。
お情けで雇ってもらってる程度の人間です。
大して役にも立てないし、技術もないし、コールスタッフとして最低ランクと言われたってしかたがないです。
怒ってらっしゃる方の言いたいことは「最低の会社で時給をもらってるお前は最低の人間だ」「そんなところのお先棒をかついでいるお前は最低だ」だと思いました。
それもそうかもしれないから、何も言い返せませんでした。
9週目では
あなた辞めてください!
というのがありました。
そこまで怒らせてしまった自分が情けないけど……。
まあなあ。
長年やってた日本語教師では学生からそんなこと、一回も言われたことはなかったから、やっぱ電話対応は向いてない仕事なんだなとつくづく感じました。
今は、こういった印象的な言葉は、時々脳裏に浮かんできます。
浮かんでは消え、浮かんでは消え
します。
正常です。
この仕事を初めて1、2週間の頃は
浮かんで、浮かんで、浮かんで……「消える」ことはなく、気が狂いそうになり、自分でもパニックに陥りました。
その時、統合失調症の次男の頭の中って、こんななのかなあって思い、ちょっと彼の心情が体感できた気がしました。
本当に、言葉が次から次へと浮かんできて、消えることはないから叫び出したかったです。
言葉が浮かんで浮かんで暴走する感じでした。
コールセンターの仕事がきついのはこれやなと思いました。
メンタルやられるな、と。
今は「浮かんでは消え」くらいになってきたから、正常の範囲内やなと思います。
きっと3年くらい経ったら、きれいに忘れられると信じてます。
仔羊おばさん