50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

自転車でコケた日、帰り道で

今週のお題「夏の思い出」

シェアサイクル、というものの利用を始めてワタクシは4年ほどになります。

で、その早朝も利用していました。

朝の4時半ごろ。

まだ夜明け前。

昼間は暑すぎて運動のための散歩ができないので、早朝に歩かないと時を逸してしまうのですよ。

それで、非常識なほど朝の早い時間にとある場所に自転車+歩いて行って、用事を済ませたらまた、歩いて+自転車で帰ってくることにしてるわけ。

夜明け前で暗くて、足元がよく見えなかったんですね。

で、いつものポート(自転車を返却するところ)に向かって、右にちょっと曲がろうとしたとき。

思いっきりこけました。

ど派手に。

結構な大きい音もしました。

前かごに入れてたものもそこそこ吹っ飛びました。

段差のないところで右折したと思い込んでたんだけど、実はすんごい段差があったのです。

で、コケた!

右折しようと思ってこけたから、右側に倒れました。

前かごのものは吹っ飛びましたけど、かばんは大きいからすぐに拾えた。

水筒もある程度の大きさがあったし、白い色だったから、暗くてもすぐに見つかった。

自分自身はというと、痛いところは

1.右手のてのひら下の方、手首に近いところ、ちょっとだけ

これは右手が地面に当たって、擦り傷ですね。特に手をついたりはしてなかったから、肘とか肩とかには影響はなかったです。

2.左足の膝と足首の間、足の前面。これまたけがの部分は大きくはなかったです。

こっちは自転車の左のペダルによる傷でした。だから、ケガの範囲は縦長なイメージでした。傷の深さは手のひらよりは深刻っぽかった。(>_<)

 

コケた恥ずかしさはあったけど、なんせ夜明け前の暗い時間帯でしたから、目撃者は一人ぐらいだったんじゃないかと思います(暗かったんでよく見えませんでした)。

自転車を起こして、とりあえずポートに戻して返却。ポートは十歩ほど歩いたところにありました。

そして日傘を探しに戻りました。暗かった(そのあたり街灯がなく……)ため、じいいっと見回して、大体の方向に狙いを定めたら見つかりました。小さくて軽い傘だったから、そこそこ吹っ飛んでいましたよ💦

 

後は傷口の消毒が問題でした。こっちは、制汗デオドラントのシートを持ってたので、その表示を見たら最初に「エタノール」と書いてあったから、

これで何とかなるか。

と甘く考えて、それで傷口をふき取りました。

消毒すると痛いんだけど、そこはそれ、糖尿病患者の端くれとして注射慣れしておりますから……

インシュリン注射のセットを持ち歩いていれば、注射用の「エタノール」(医者で注射を打つときに消毒する例のコットンみたいなやつです)があるんですけど、あいにくその時持ってなかった。

でも制汗デオドラントシートも「エタノール」記載が最初にしてあったから、代用できるか……と思って傷口を拭きました。

 

1時間余り目的地に向かって歩く間、足のほうは血のにじむのがとまりませんでした。

出血はしなかったけど、にじみはしました。

手のひらのほうは血は出ずに、でも皮がめくれた感じ。

 

ここで、大切な情報!

いくらエタノールが含まれていても、制汗デオドラントシートなどには他の成分も含まれています。

とにかく、怪我したら傷口は水で洗う

が、正しい対処ですから、ワタクシのマネはせぬように!

しかしまあ、今回、帰宅後に本当のエタノールで消毒して、傷パワーパッドを貼ったら悪化することなく1週間ほどで良くなりました。

 

さて、で、帰り道です。

行きは最初に自転車に乗り、その後1時間余り歩く。

帰りはその逆で先に1時間余り歩いて、その後自転車に乗ります。

行きは足元がはっきり見えないような時間帯で涼しかったわけですが、目的地で用事が終わり、帰る頃には日も昇り、気温もぐんぐん上昇します。

そんな中、10分も歩けば汗がだらだら流れ始める。

その日も「危険な暑さ」の日でした。

首にはネッククーラー、手には水筒で熱中症対策はばっちりなんですけど、とにかく暑いし、帰りは行きより時間がかかります。

早く歩けないのです。

猫 歩く に対する画像結果

すると、するとです。歩いていた歩道の先の方に、誰か人が倒れているではありませんかっ!

倒れている に対する画像結果

行きも同じ道を歩きましたが、その時は誰も倒れてなかったから、この2~3時間くらいの間に、その方は行倒れていたというわけです。

さて、仕事ばりばりで頑張ってた頃は、こういうのに遭遇しても先を急いでいることが多く、助けてあげることはあんまりできてなくていつも心苦しかったんです。

けれど今はどこに急ぐこともないリタイヤ人ですから……。

まずは声をかけました。

もしもし、もしもし。聞こえますか?

……反応なし。

聞こえますかー!

……反応なし。

だいじょうぶですかああ!

大丈夫ですかあ!

きこえますかあ!

いくら気分よく寝ててもですね、大声で呼ばれたら何か反応しません?

ちょっとごにょごにょ言うとか、なんとなく頭を声の方に動かすとか?

ところが、その方は反応がありませんでした。

結構ガタイのでかい、太目な男性だったんですけどね。

ちょっと怖くなったんで、肩のところを少し揺さぶってみます。

……ちゃんと体温あるみたいです。

冷たくはない。

ほっとしました。

揺すられても反応しない。

息してるかな?

不安になります。

お腹まわりを観察。

ほっ。動いている。息はしているみたい。

再度声をかけます。

大丈夫ですかあああ。

聞こえますかあああ。

それでも、その人は起きない。

正直に申しましょう。もしこれが春とか秋とかもっと気候のいい時なら、あるいはワタクシはそのまま寝かせて通り過ぎた可能性があります。

でもそれはダメですよ。その理由は後で書きますね。

ただ、その時はあまりに反応がないので、ちょっと危険かなと感じました。

その道は人通りはすごくあるところじゃなかったですけど、私と倒れてる人のそばを3人くらいは通り過ぎていきました。

あと、そこは幸い日陰ではありました。

直射日光浴びるようなところだと、私もそんなのんびりはしてられなかったかもしれません。

息をしてるのは確認したものの、起きる気配もなく、それこそ

死んだように寝ている

わけです。

しかたがない。

警察に電話しました。

110番

 

あのーどういえばいいのかよくわかんないんですけど……。

道を歩いてたら、倒れてる人がいて……。

 

と、電話で申しましたら、さすが警察官です。

「まずは、その方、ケガとかされてますか?血が流れてるとか?」

 

いや、そういう気配はありません。すごく深く寝てはるというか……。でも、起こしても起きはれへんのです。

「あー、そうですか。で、場所は?住所とか」

 

ん-ここはどこなんでしょうね……

 

「何か建物とかありますか」

 

〇ックリドンキー……。

〇〇駅から〇〇公園に向かって歩いてきてたんです。

「あーそうですか。2nd 〇トリートあるとこですね」

(実はこの警察署、現場から歩いて5分くらいの近くにある)

 

そーそー、そーです!

 

ここで、やっと声が聞こえたのか、倒れてる人が動きました。

 

あ!動きました!

もしもーし!もしもーし!聞こえますかあ?

聞こえますかあ?

 

……どうやら声が聞こえたみたいでその方は動いたけど、それでもまだ薄目も開けないし、声も発しない。

 

「どうですか?起きはりました?」

 

いやーおきはりませんねえ。

 

「酔っぱらって寝てる感じですかねえ?」

 

いやあ、すごいよく寝てはりますけど、酔ってるかどうかは……。

 

「わかりました。今から、そっちに向かいますけどね、もうそっから動かれますよね?」

 

はい……私も暑い……。

(本音です。一刻も早く家に帰りたかった。危険な暑さなんだもん)

 

あとは私の名前を聞かれました。

また、倒れてる方の服装、所持品は見えてるか、とか。(かばんが近くに落ちていました。)

その所持品の特徴とか。(黒いかばんでした。)

また「もし何かあったら連絡さしてもらうかもしれませんから、その時は電話に出てくださいね」とも言われました。

 

帰り道で起きたことは以上でございます。

(`・ω・´)ゞ

 

さて、道端に倒れてる、あるいは寝ている方を見過ごしてはいけない理由。

ワタクシの上記の場合は、そのままほっとくと暑さで死んじゃう可能性があったわけですけど、気候的に問題ない状況でもそのままにおいといてはいけません。

その理由:

道路なら車にひかれる可能性。

歩道なら自転車にひかれる、歩行者にけられる可能性。

及び、自転車のほうがこけてケガをする可能性もある。歩行者もしかり。

 

そういえばワタクシのまた別の散歩道で、少なくとも最低4年は高架下で生活してるベテランホームレスの方がいますが(私がそこを散歩道にして約4年)、その方はやはり、道路より1段高い、ちょうどベッドくらいの高さのところで寝袋で寝ている。

車にも自転車にも歩行者にもぶつからない高さのところに寝泊まり。

しかも高架下で雨粒もかかんない。

( ̄ー ̄)

さすがです。

 

以上、この夏の思い出でした。

 

仔羊おばさん