このブログでこのテーマについて書いたことはありません。
理由は、物事に対する見方は人それぞれ自由だからです。けど「自由」と言いながらも、やはり「敏感」な問題はあるからです。
言論の自由が保証されている日本ですよね。
だからきっと、ワタクシが何を書いてもある程度の範囲内のことならそう大きい問題にはならないとは思います。
とはいえ、先日どなたかが「ロシアとウクライナの戦争はいずれロシアが勝つと思う」と言ったら、その発言はかなりな批判を浴びていました(ブログではなかったけど)。
もちろん、ワタクシのような立場でそう読者も多くないブログでばーさんが仮に同様のことを言ったとて、誰かの批判を浴びる可能性は低かろうと思われます。
それでも、戦争だとか政治だとかについて特定の立場に立つと、誰かの信条と対立してしまって、ブログが快適な空間でなくなってしまう可能性があります。
そういうのは嫌なんですよ。
だから、ずっと書いてこなかったです。
ワタクシは、平和を希求する一人のばーさんです。
「戦争やめて」と思っていますから、そう過激な思想の持ち主でもないと言えるかな?
先述のウクライナーロシアについても
また今、大きく報道されているイスラエルーハマス(あるいはパレスチナ?)の間の戦争についても
わたしにとって「平和」は武器や暴力でシロクロつけず、話し合いで解決することを意味します。
だけどきっと「話し合いでは埒(らち)があかないから戦争」なのでしょうね。
昨日、ムハンマド・マンスールという朝日新聞の通信員(ラファにいる)の方が書かれた記事が朝刊1面と2面に掲載されていました。タイトルは、
ラファを去る 期待は捨てた
この記事は有料記事になっていますから、あえて転載はしません。
内容は、彼とその家族がなんとか乗せてくれる車を探し、ラファから避難先に到着するまでのことを、彼の国際社会への期待と失望を交え、書かれたものです。
長年朝日新聞をとっていますけど、こういう記事が1面トップに掲載されるのは極めて異例です。
これまで新聞を読んできて、今回のこの1面の記事はかなり異色でした。
すんごく印象に残りました。
ロシアーウクライナの戦争についても
ガザ地区での戦争についても、
実際、もう飽き飽きするほど終結を祈ってきました。
人質の解放も祈ってきました。
でも、一向に終わる気配がしてこない。
むなしいを通り越し、本当に私自身も行き詰まっています。
いや当事者でもないのに「行き詰まってる」もおかしな話ですけど、こんだけ終わらないと、さすがに……。
もちろん、この大きいニュースの陰で、本当は関心を持ってみないといけない別の国や地域のニュースが少なくなっていることも憂慮すべきことです。
知りもしない問題について、考えようもないことですから。
ワタクシの今の考え方は
双方の主張が折り合わない時に、どちらか一方に与しても対立は終わらない。
ですかね。
日本語学校のクラスで、学生同士がもめてしまった時は(それも教師の方にその問題がやってきた時にはかなり深刻化してることが多い)、
どっちが正しい、正しくないというようなことを突き詰めても意味のないことが多いです。
なぜなら、それぞれが「自分は正しく相手が間違っている」と思っているからです。
で、事情を聞いてみたうえで、もしかしたら一方が正しくないというケースもありますが、たとえそうであっても
クラスを変えて引き離す
に限ります。
クラスが変えられない時はそれぞれに「大人の対応」を求めると同時に、その二人がクラス活動で接点を持たないように教師たちが配慮をします。
まあそれでたいがいのケースは事なきを得ます。
国際紛争の困ったところは、今回みたいに「隣同士の国・地域」は席替えが不可能なことです。
接しない
これに限るのに、どうしても接してしまう。
地獄やな。
周囲の国際社会は、ワタクシの考えでいけば、どちらかのサイドに立ってはだめだと思います。
双方がともに正しい
といううことを理解しないと解決には至らんだろうと思います。
ワタクシのように、とにかく武器を捨てて話し合いで
なーんて、めんどくさいだけで解決はますます遠のいてしまうだろうけど。
人質の方々が早く解放されますように
双方に戦争を終わらせることのできる知恵が与えられるように
願い祈ることしか私にはできないのだけど。
もどかしい……。
仔羊おばさん