50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

少子化を食い止めるには?

正月に兄弟が我が家に集まった。

で、その場で聞いたところによると日本経済が復活するには

1.少子化が止まり、子供が増えること

2.賃金が上がること

が不可欠だそうだ。

 

少子化についてはもう遅すぎるくらいだそうだが、それでも岸田首相も

異次元の少子化対策

を行ないたいと言う。

「異次元」ってあんた!

ワタクシの妹は結婚はしたけど子供は産まなかった。

リスクを考えるととても子供を持つ気にはなれなかったそうだ。

その妹によると少子化を食い止めるには子供が生まれたら、子供が小さいうちは保育所に預けるより母親が完全に働かないで子育てに専念できるようにすべきだ、と主張していた。

まあ保育所を頼りたいけど、実際、保育士さん不足ですしね、昨年は子供園などで園バスにお子さんが取り残される、という事件もありました。

で、いくら保育所を増やすといっても、それはそんな簡単なことではなかろう、と。

確かにね。

( ̄ー ̄)

保育士さんの賃上げの話もよく耳にしますが、じゃあめっちゃ給料が高くなったからといっていい保育士さんがめっちゃ集まるようになるか?

そして、辞めないようになるか?

っていったら、そんな単純な話じゃないだろうと思います、ワタクシも。

 

まあ、この正月以前からこのテーマについて考えていました。

そして、この正月からまたこのテーマについて考えています。

今日はそのことについて書こう。

 

ワタクシ自身、二人の子供を産んで育ててきました。

ってことはワタクシは「子どもを産んだ方が幸せ」って考えているってことです。

「子どもはほしい?」とか聞いた時に「えーいらないですね」って言われたら、

なんで?

(。´・ω・)?

って思うクチです。

 

で、そんなワタクシなりに考える

異次元の少子化対策

をぶちかましてみよう!

 

1.まずは住宅問題ですわな

子供を育てるスペースいりまっせ。

少なくとも、ワタクシは要ると考えてます。

田舎のほうで部屋数の多い住宅があるところの方には想像もつかんかもしれませんが……。

都市部のマンションとか、子供を2人以上はけっこう厳しいんじゃないですか?

うちは73㎡くらいの3LDKのマンションなんですけど、2人以上は考えられませんもん。これでも二人とも男の子だったから同部屋でよかったですけど、女の子がいたらそういうわけにいかんかったと思います。

マンションのデベロップからして4人家族をモデルにしてるんなら、これを6人くらいのモデルにしないと「標準的な家族のモデル」が拡大しないんじゃないですかね。

「そういう住宅が標準」になったら、みんなの家族イメージが多人数化するんじゃないですかね。

今は不動産価格がやたら上がっているので困りものですが、不動産価格が今の3~4割減の価格で、しかも90㎡くらいの住宅が30年くらいのローンで手に入るようにしてもらわなきゃ!

(。-∀-)

「異次元」どころか「非現実的」……。

 

まあ少なくとも「子どもが多ければ広々かつ部屋数の多いマンションや住宅が破格の安値で手に入る」くらいにしなきゃね。

 

2.「子育て楽しい神話」の創造とすり込み

よく「安心して子育てできる状況じゃない」と聞きますが、しょせん出産も子育ても「安心安全」なんてことはないとワタクシは思います。

例えば教育費完全自己負担なし!

とか、更に子供手当拡充!

とか、お金を出したところで「安心安全」なんてありませんもん。

それって子供だけじゃなくて、例えば大人だって生活してて「安心安全」なんてないじゃないですか。

一歩外に出たら交通事故の可能性もある、犯罪に巻き込まれる可能性もある、家にいたって病気になるリスクもある。

生きてることってリスクの連続なんですから。

もともと日本は比較すれば治安のよい国で「安心安全」度は高い国のはずなんです。

でもいざ子供を持とうかと思うとその「安心安全」が言われなくなる。

おかしくないですか?

たぶん思い込みなんです。

だから、もう「すり込み」しか思いつきません。

もう何見ても幸福そうな親子の写真が浮かんでくる世間をつくる。

単身でも同姓カップルでもなんでもいいんです。

ともかく「子供がいる幸福」イメージをそこ、ここにばらまく。

 

3.子育て中の人は「超」のつく優遇を受けられる社会

子育て環境としては、確かに今の日本、厳しいところはありますかね。

子供園ができるって聞いたら反対運動を起こす人がいたり。

もうそういうの、文句厳禁です。高齢者施設とか病院とかは反対しないんでしょう?

あと、ワタクシもワーキングマザーの端くれだったワケですが、その両立のしんどかったこと!

血反吐吐くしんどさ。

仕事と家庭のことでいっぱいいっぱいなのに、職場の「目標到達評価」なんかがどうして仕事中心にやってる同僚と同じ基準なのか解(げ)せなかったです。

これを解消するには、仕事時間の厳粛な均一化しかワタクシは思いつきません。

子育て以外にも介護や副業、学び直し、闘病など、それぞれやることを抱えている人をサポートする職場環境に変えていくってことです。

その方法の中の一つが「ノー残業」であり「仕事時間厳守」なんです。

仕事をチョー頑張りたい人の情熱は副業とかに昇華してもらうしかないかな。

残業する人が高い評価を得られるというのはやめないとね。

ともかく平等な評価にするなら労働時間は均一じゃないと。

なので、子育て中の人がなにかと有利な社会にするしかないです。

望んでも子供に恵まれない人には申し訳ありませんが、そういうことでもないと子育てはしんどいことだけ多い状態になりますから、産む人が増えるワケないです。

たくさんの子猫 に対する画像結果

まあ、でもワタクシの提案は荒唐無稽!

いいんですよ、ほらを吹いてみました!

 

何もしなくていいとは言わないけど、極端なことをやってみても結局、産むかどうかは価値観の問題。

無理やり変えようなんて思ってもそうそううまくいくとは思えません。

きっとお金でも解決はしません。

なんとなくの世間的なムードみたいなもんが変わればきっと変わっていくでしょう。

 

仔羊おばさん