50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

あなたのサポーターはあなたが思っているよりもずっとたくさんいる!

先週は満月が美しい1週間でしたね。

猫と月 に対する画像結果

訃報が届いたのは11月8日の午後。

ワタクシがそれを目にしたのは早い日暮れで月の光のもと、帰宅途中。

亡くなったのは大学時代のゼミ仲間。

ワタクシの専攻は社会福祉でした。で、ワタクシのゼミは「貧困」とか「少年非行」とか「高齢者問題」「障がい者」とかそういったはっきりした研究テーマのない、いわば「ごった煮」的なゼミでした。

そんなだからゼミ生の興味・関心はばらばら。

メンバーの趣味もサークルもバラバラ。

おしゃれ度もバラバラ、人間としての成熟度も、専攻への情熱も、やってることも、ついでに言うなら卒業後の進路もバラバラだった。

概して勉強に不熱心なゼミだったんだけど、不思議と今は福祉関係や教育関係に携わってるのが多い。

でも「お金持ちの奥さん」も結構な比率でいたりするわよ。


思えば無邪気な付き合いでしたよ!

年頃の男女が一緒にいたけど、ゼミ内カップルは一組もいなくて、そういう「異性との付き合い」はゼミ外の子と。

一緒にゼミ旅行も行った。

教授のご自宅で奥様の手料理をごちそうになった。

謝恩会もやった。結構なホテルで宿泊もして。

でもなんだろう。そういう「色気」的なもんは何もなく、男女関係なく私たちは

ゼミ仲間

だった。

まだ何者でもなかったワタクシたち。

その後も付かず離れずで、たまの同窓会で会う程度。

コロナ禍が少し落ち着き、定年後のワタクシたちは今年6月に同期の同窓会を持つことができた。

その時「10なんか所にガンが転移してんねん」と本人から聞いた。

でも少しも痩せていないし、ものすごい普通に元気だった。

彼はとある種目のスポーツプレーヤーで、学生時代はそれ一筋。

卒業後はその種目のスポーツ教室を主宰、経営。

多くの教え子がおり、その世界では大切な人材で、また関西地域、日本の後進の指導者として、そして市井のプレーヤーの指導者として活躍。

闘病についてはFacebookなどで発信してたらしいけど、ワタクシはFacebookからは手を引いており、かれのFacebookを読んではいなかった。

でも回復を心から祈っていた。

 

訃報を聞き、その日は泣きながら帰った。

そんな深い付き合いではなかったけど、彼の気持ちはわかった。

病の苦痛から逃れられてほっとしている。ただ、家族や友人との別れは寂しい。

とても気持ちのいい、明るい人柄で、そう「スポーツマンならかくありたい、かくあってほしい」と思うような人だった。

 

金曜日はもともと「統合失調症患者の家族教室」で休みを取っていた。

その日告別式だったので、告別式に参加。家族教室は休みました。

告別式にはやはり仕事関係で半端ない多くの人が駆けつけていた。

学生時代のクラブ仲間や、大学時代の友人たち。

最後の別れを告げ、校歌を歌い、チェアー(そういう声出し応援がある)を贈って棺を見送った。

奥さん、お子さん、お孫さん。

お母さんとおぼしき方の姿もあった。

夏以降、病状が急に悪化したらしい。

悲しい別れだったけど、心から感謝した。

同窓会も主催する側にまわってくれていて、同期の中でも大切な人だった。

 

ワタクシが今日のブログで一番皆さんに伝えたいのは、しかし彼のことではない。

猫 裕福な家庭 に対する画像結果

我がゼミが仲間を見送るのはこれが初めてではない。

それが何年前のことか、詳細をワタクシは聞いていない。

おそらくは50代の間のことだ。

一人、自死しているのだ。

その時はワタクシたちには知らされず、ゼミ仲間は知らずにいた。

その時、心から思った。

何でも言ってほしかった。

ゼミ仲間はいつまでも仲間として支えたい思いを持っている!

彼もスポーツマンで、学生時代のチームメイトはきっとゼミ仲間の我々以上に「なんで……」と悔しかっただろう。

 

あなたのサポーターはあなたが思っているようりもずっと大勢いる!

 

ワタクシは今日、このブログでそれを伝えたい。

 

え?

学生時代はいじめに遭っていて、友人なんていない?

 

何をおっしゃる。

 

いまは成長して傍観者だった自分を恥じてる人はあなたが思っている以上にたくさんいる!

それに、全く見ず知らずの人のものすごい小さな悩みにも、この世とおさらばしたいぐらいの深刻な思いにも、

寄り添いたい

人はいっぱいいる!

 

石を投げると波紋が広がる。

ココロの元気がない時には、その「石を投げる」元気がなくなるし、水面が目の前に広がってるのが見えなくなったりするのが大問題なんだけど。

自死をはかる人を助けて、自分は電車にはねられて亡くなってしまうお巡りさんがいる。

そんな仕事を自分の使命と思っている人も確かにいる!

 

今日はそれをただ書きたいと思いました。

( ̄ー ̄)

 

仔羊おばさん