ブログタイトルが長くなってしまいました。
オリンピックは世界の注目が集まる大会です。
実際、スーツの規定違反がオリンピックでなかったら、
ああ、そんなことがあったのね。
程度の反応かもしれない。
それが、オリンピックの、それもメダルがかかった舞台で「スーツ規定違反」で「ジャンプは無効」となると、反響はものすごく大きかったですね。
また、フィギュアスケートのロシア代表、ワリエワ選手のドーピング問題も話題をかっさらいました。
どちらも、メダル至上主義、勝利至上主義の考えの末に表れたルール違反のようにワタクシには見えます。
「スーツ違反」も他国もやってるという報道を新聞にも書いてありましたが、昨今新聞の報道も「本当にそこまで取材したのか」とか疑わしい場合もあり、本当に多くの国が違反ぎりぎりでやってるのかどうかについて軽々にものは言えないな、とワタクシは思います。
私が言いたいのは、ロシアのフィギュアスケートチームだけではなく、日本だって結果を追い求めてやってるので五十歩百歩じゃないのか、ということです。
他の方はどうなのかわかりませんが、ワタクシは選手がその後幸福な人生を歩んでもらえれば、別にそれで満足です。
てか、メダルよりそっちのほうが大事なんじゃないかという価値観です。
もちろんスポーツにはいろんな価値があって、「メダル獲得」も素晴らしい一つの価値です。
その素晴らしさを否定する気はありません。
高城美帆選手の金メダル、ワタクシもうれしかったですよ。
フィギュアスケート団体の日本の銅メダルも、長年の日本スケート連盟の努力が実ったもので、「どうして皆もっと騒がないんだ?」
(。´・ω・)?
と、ワタクシは不思議です。
ついに日本が「フィギュア大国」の仲間入りをしたというのに!
だけども、スポーツ選手にもスポーツ選手としての幸福以外に様々な人生の価値あるものが存在します。
健康長寿とか、家庭円満とか、第二の人生の充実とか。
例えば増田明美さんのマラソンの「詳しすぎる解説」の楽しさ。彼女の声、本当にかわいくて素敵です。
織田信成さんは関西ローカル番組の「よ~いドン!」という番組に出演されていて、今や「オリンピックの靴紐切れ」は自虐ネタです。彼は滑舌がとてもはっきりしていて聞きやすく、その番組で共演の漫才師さんにもまったくひけをとっていません。この方面での才能をすごく感じます。
そして、家庭にもお子さんにも恵まれた、今の姿はすごく私を安心させてくれます。
やっぱり幸福な結婚生活を送っている姿を見ると「あーよかった」って私なんかは思います。
スポーツにはメダルや結果以外の価値も様々あります。
競技生活を長く送ることを評価してもいい。
徐々に成績が上がっていることを評価する報道があってもいい。
競技環境が整っていない中で出場した選手を評価する場があってもいい(熱帯に位置する国の選手が冬季オリンピックに出場した時とか)。
これって、実は一般の職場でも「成果、成果」と成果主義で成果を追いかけさせている企業は少なくないですが、本当にそれでいいのか、ちょっと立ち止まって考えてはどうかとワタクシは思っています。
確かに、今日の利益がないと企業は存続できませんからね。
その理屈はわからないではないけど。
だけどもスポーツ同様、価値というのは実は多様なもの。
オリンピックを見て、
夢は破れてもいいのじゃないか
と最近はそんなことを考えています。
夢は実現することもあるけど破れることもある。
夢破れるのは確かに悲しい。
でも、人生のどんな実がいつ、どこで実るかはわからないんだから、そう悲観することもない。
仔羊おばさん