仕事を辞める、という時に理由を聞きもしない職場はあまりないと思います。
聞きもしない人もほとんどいないでしょう。
ワタクシが3月に退職した時は、もうそれ以前から(2020年夏あたりから)子供が統合失調症になって……という話はしてありました。
病院に付き添うので休みます…とかもありました。
こういうことは、逐一本当のことを上司にちゃんと話していたほうがいい、というのがさらに前職での私の反省です。
それを言っていないがために「どうしてあの人は早く帰宅するのだ?」
「あいつは他のメンバーに比べ仕事をがんばっていないのに給料は高い」
「あいつはミスった」
というように評価を低めてしまうことがあります。
これは実体験です。
特に
ワーキングマザーは職場に自分一人
他に家族の介護を抱えている社員はいない
子どもが悪くなっちゃってて呼び出しがかかったりするが、同じ年代の子供がいるのはうちだけ
持病があるのは自分だけ
みたいに、他のメンバーは仕事中心に生きている場合、
定時で帰る、あるいは昼の休憩を時間通りに取っているというだけで評価を下げてしまうことがあります。
そういう評価は理不尽にも感じます。
でもそれくらい、みんな仕事に賭けているし、必死に追い求めてやっているし、日本の職場ってほんと厳しいと私は感じます。
ある意味レベルが高いというか。
当時の同僚の中には妊娠したメンバーが出張を免除されたり、できない業務があったりするのを許せないという話をする人もいました。
そういった仕事をするからといって入社したのに、できなくなっても雇われ続ける、さらにそのフォローを他のメンバーがしないといけない。
下手したら、仕事のために妊娠しないように気をつけてるメンバーもいたりするわけです。そう言っていました。
「人間らしさって何?」
「仕事って何?」と、問いたいような出来事です。でも実際にあることです。
私の職場だけだったのかもしれません……?
だけど保育園でも「仕事もあるし、子供は一人でいいかと思う」みたいな発言を聞くことは珍しいことではありませんでした。
そんなふうに、ある意味仕事に賭けているんですよね。
そういうワタクシ自身が、じゃあ子供二人なのはなぜ?って聞かれたら、これ以上休めんかった……みたいな要因もあるにはあるかな……。
少子化がすすむわけです。
ともかく、前々職でワタクシは、あまり子供どうこうという話を職場でしませんでした。また、親の問題もあまり口にしていませんでした。
結婚や出産をしたいけどできない人も多かったので、遠慮してたんですね。
あと、新しい上司とそういう話をできる関係になかったことも災いしました。
前職ではそういう反省から、何か家庭で起こった時とかは必ず報告するようにしていました。
夫が脳梗塞で入院したりとかもありましたし、子供の問題行動(統合失調症の診断が出るまでいろんな「事件」が起きた)も報告はしていました。
ただ、職場で確固たる地位というか、ちゃんと居場所があればそういうことも打ち明けやすいですが、すでに孤立してしまってるような場合はなかなか言いにくいかもしれません。
「上司」という立場の方は、部下のそういった事情を積極的に聞いてあげてほしいですね。
また、仕事に対する価値観は様々です。
さっきも書きましたが、プライベートを犠牲にして仕事に賭けてる人からしたら、「そんな奴は自分から辞めるのが筋やろ」と(表向きでなく本音のところで)考えている場合もあります。そういう人からすると、何か事情があるからといって定時で帰れたりするのは「なんで特別扱いをした上にその尻拭いを自分たちがしないといけないのか」と不満を募らせる要因にもなります。
ぎすぎすした職場
ですね。
でも、珍しくないんじゃない?
(´・ω・)
どうなんでしょ。
できれば
ほのぼの
働きたいけど。
仔羊おばさん