そもそも、息子の一件(精神科にかかっている)がなければ、たとえ不満たらたらでも、
上司に狙い撃ちされて怒られ続けていても、
きっとワタクシは今の職場を動く気はなかったと思う。
その理由は、
今の職場でまだ成果らしい成果を上げていないから。
その一言に尽きる。
もう一つ言えば、来年度は、その成果があげられそうなのだ。
その、絶好のチャンスを前に、今の職場を離れて、またまた給料が減る状況に自分から飛び込むことは、なんか、自分として満足はできない。
可能なら避けたい。
現職への未練はたらたらだ。
でも、子供をまた一人に放っておくことはできないと思う。
大学のある場所で一人暮らしをさせたら、また生活できなくて、万引きやら犯罪に走ってもおかしくないだろうし、
精神科にかかったり、学校の相談室を利用したりするのにも
監視の目というか、親の管理が必要だと思う。
それで自分が仕事を辞めるのは、まあいたしかたもない。
不安は大きい。
生活の面とか老後のことを考えるとか。
よく考えれば、自分の病気のこともあるから、転院も…と思うと、なかなかに生活拠点を移す、というのは容易なことではない。
12月の末ごろ決めるとして、あと1か月ほど。
その一か月で子供の病状が劇的に改善するとも思えないから、
やっぱりワタクシの決断の時は迫っているのだと思う。
まさかワタクシの人生に、こんな時がやって来るとは思わなかった。
そう思うと、55歳での転職は
やってよかった
ともいえるし、
不必要な変化だった
とも言える。
でも、根本的に「転職」というのは広い世界を見るということでもあるから、
自分はたとえ転職の度に収入が減ったとしても、やはりその度に勉強にはなった。
そうプラスにとらえて前進するだけ。
仔羊おばさん