天安門広場、というところが中国の北京にある。
31年前、その広場に中国の民主化を求める学生たちが集まっていた。
その学生たちを銃で撃ち、追い払ったのが
天安門事件だ。
ワタクシはその日、台湾にいた。
台湾で日本語を教えていたのだ。
何月だったかはにわかには思い出せないけど、春から天安門広場の学生たちの様子は台湾でも報道されていた。
ワタクシは主に新聞の写真でそれを見ていた。
5月には、膠着状態の中、結構のんびりとした若者の姿があった。
6月4日の夜は、結構遅くまで起きてテレビを見ていて、
そこに縦書きのテロップが流れた時には、中国語はよくわからなくても、緊張が走ったのを覚えている。
自分の国の人民を、それも学生を中心とする若者たちを銃撃したことで、
中国という国家の真相があらわになった瞬間だった。
もうどうしようもなく、時間が流れた。
夏の暑い時で、すごいしんどくて、大きい感慨はなかった。
天安門事件から31年。
( ̄ー ̄)
すごい遠い昔に思える。
中国も変わったし
SNSの出現とか、私らの生活も変わった。
今だったら、みんなスマホを持って撮影したんだろうなあ。
自分の考えの発信も、誰かのメッセージの受信も
でも、やはり中国で本当の自由はまだ実現できていない。
南京に
中山陵というところがある。
そこに行った時は本当に感慨深くて
孫文の描いた理想は、まだ中国に実現してないんだーーー
と、思ったら、ね。
何とも言えない気持ちになった。
仔羊おばさん