大学を卒業して、新卒で働いた、最初の職場の上司に会いたい。
ワタクシが新卒で就職したのは1980年代。
最初の職場は東証一部上場会社でしたが、電気製品の小売りを全国チェーンでやってる会社でした。
思えば、その会社だけですよ。残業代がきちんと出ていたのは。
閉店後、15分刻みで出てたもんな。ほんまによかったな。
( ̄▽ ̄)
上司も、その当時の働いてたお店の上司の方は、今もワタクシの良い見本になっています。
店長。愛妻家でしたな。社員にはできるだけ残業させない。
どうやったらみんなが早く上がれるか、すごく考えてくれてた。
夏は暑い暑い倉庫の整理。
店長が率先してやってくれてたな。
店長の背中に学ぶことは多かった。
( ̄ー ̄)
ウン
売り上げ至上主義に陥りがちな小売業。店の成績って大事なんだけど、偽の売り上げはたたかなかったし、小うるさくはないけど、注意はきちんと受けたよな。
シャツの袖をまくってたら、そんなんしたらあかん、とか。
店長さん、今はもう定年退職されたかな…。
直属の課長。
もともとサービス部門(要は、電気製品が故障した時の修理の部門よ)出身の方で、お客さんに怒鳴られた時の話とか、よくしてくれた。
スキーがめっちゃ好きな人で、普通土曜日曜休めない会社やったけど、ひと冬に1-2回はご家族とスキーに行くために課長自ら休みを取ってた。
おかげで部下は休みの申し出を言いやすかった。
(≧◇≦)
そういうの、カンゲイ!
鬼瓦みたいな顔をしてた方だったけど、一回ワタクシがお客様を怒らせてしまった時に、すっ飛んできて「すみません」って謝ってワタクシを助けてくれた。
両手をもみもみしてた。
鬼瓦がへらへら笑みを浮かべ、「すみません、遠いところを来ていただきまして…」。
ああやって謝るんや。
相手の立場に立ってモノを言う。
そんな接客の基本を(もしかしたら全ての対人業務の基本を)、ワタクシはあの時に、本当の意味で悟った。
学んだ。
知った。
それまでは苦労知らずで育ってて、そんな基本も若い私はわかってなかった。
懐かしい。
当時の職場はいろんな意味で密接で、課長をはじめ同じフロアのみんなで一緒に食事したり、飲みに行ったりよくしていた。
昼食に行ったりとか。
そういやみんなでスキーに行ったこともあった。
主任の別荘に行ったりとか(正確には主任の家が別荘持ってたって話)。
阪神タイガースの話で盛り上がったりとか。
みんなで一緒に帰ったり。
大みそかまで営業なんだけど、その日だけ5時ぐらいで閉店だったから、帰りはみんなで年越しそば食べたりとか。
別フロアの主任もすごい好きやった。
落語の好きな方やった。
当時の職場の方には、みんな会いたい。
課長ももう定年退職されてると思うな。
その後の職場で、そこまで上司に恵まれたことはない。
それも「東証一部上場」の底力なのかな。
やっぱ元々の社長が偉かったんやろうな。
創業者って大事やもん。
電気屋さん。
雰囲気はこんなカンジ。
毎朝掃除して、あとは店内事務、そして接客してた。
会いたいのは、当時の仲間。
仔羊おばさん