50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

卒業しての最初の就職

大学を卒業して、新卒で働いた、最初の職場の上司に会いたい。

ワタクシが新卒で就職したのは1980年代。

最初の職場は東証一部上場会社でしたが、電気製品の小売りを全国チェーンでやってる会社でした。

思えば、その会社だけですよ。残業代がきちんと出ていたのは。

閉店後、15分刻みで出てたもんな。ほんまによかったな。

( ̄▽ ̄)

上司も、その当時の働いてたお店の上司の方は、今もワタクシの良い見本になっています。

店長。愛妻家でしたな。社員にはできるだけ残業させない。

どうやったらみんなが早く上がれるか、すごく考えてくれてた。

夏は暑い暑い倉庫の整理。

店長が率先してやってくれてたな。

店長の背中に学ぶことは多かった。

( ̄ー ̄)

ウン

 

売り上げ至上主義に陥りがちな小売業。店の成績って大事なんだけど、偽の売り上げはたたかなかったし、小うるさくはないけど、注意はきちんと受けたよな。

シャツの袖をまくってたら、そんなんしたらあかん、とか。

店長さん、今はもう定年退職されたかな…。

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直属の課長。

もともとサービス部門(要は、電気製品が故障した時の修理の部門よ)出身の方で、お客さんに怒鳴られた時の話とか、よくしてくれた。

スキーがめっちゃ好きな人で、普通土曜日曜休めない会社やったけど、ひと冬に1-2回はご家族とスキーに行くために課長自ら休みを取ってた。

おかげで部下は休みの申し出を言いやすかった。

(≧◇≦)

そういうの、カンゲイ!

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鬼瓦みたいな顔をしてた方だったけど、一回ワタクシがお客様を怒らせてしまった時に、すっ飛んできて「すみません」って謝ってワタクシを助けてくれた。

両手をもみもみしてた。

鬼瓦がへらへら笑みを浮かべ、「すみません、遠いところを来ていただきまして…」。

ああやって謝るんや。

相手の立場に立ってモノを言う。

そんな接客の基本を(もしかしたら全ての対人業務の基本を)、ワタクシはあの時に、本当の意味で悟った。

学んだ。

知った。

それまでは苦労知らずで育ってて、そんな基本も若い私はわかってなかった。

懐かしい。

当時の職場はいろんな意味で密接で、課長をはじめ同じフロアのみんなで一緒に食事したり、飲みに行ったりよくしていた。

昼食に行ったりとか。

そういやみんなでスキーに行ったこともあった。

主任の別荘に行ったりとか(正確には主任の家が別荘持ってたって話)。

阪神タイガースの話で盛り上がったりとか。

 

みんなで一緒に帰ったり。

みそかまで営業なんだけど、その日だけ5時ぐらいで閉店だったから、帰りはみんなで年越しそば食べたりとか。

 

別フロアの主任もすごい好きやった。

落語の好きな方やった。

当時の職場の方には、みんな会いたい。

 

課長ももう定年退職されてると思うな。

 

その後の職場で、そこまで上司に恵まれたことはない。

それも「東証一部上場」の底力なのかな。

やっぱ元々の社長が偉かったんやろうな。

創業者って大事やもん。

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電気屋さん。

雰囲気はこんなカンジ。

 

毎朝掃除して、あとは店内事務、そして接客してた。

 

会いたいのは、当時の仲間。

 

仔羊おばさん