今からさかのぼること17年前の4月1日、エイプリル・フール。
ワタクシは学生の選抜試験を行うため、中国は上海にいました。
ものすごく久々の「出張」というやつで、昼間は上海のとあるオフィスで4人くらいの学生に日本語の試験をさせて、インタビュー試験をして。
夜は、義姉と義母と食事をしたんじゃなかったかなあ。
あの時は義母も元気だったんだ。
夜、ホテルでテレビを見ていたら、テロップが入った。
張國榮ことレスリー・チャンが飛び降り自殺をした、というニュース。
エイプリル・フールだけに
ウソかも?
とは思ったけど、第六感的にテロップの様子から「きっと本当だ」と予感しました。
ワタクシは香港映画や香港・台湾・中国の音楽・アイドル関連の仕事を10年くらいしていました。
その中で最大の人気を誇っていたのが、彼、レスリー・チャンでした。
ワタクシも、その仕事をする以前に
という作品を見たことがあって。
いやー作品も、レスリーも素晴らしいの一言。
この作品を見る限り、ワタクシは張國榮、という方は演技派の俳優であって、アイドルとか歌手としても活躍するような人だとかいう認識はしませんでした。
一流の俳優
それ以外、彼を評する言葉はないように思っていました。
そんじょそこらの俳優ではない、と…。
その中華圏のアイドル関連の仕事を経営不振で首になって、
日本語教師の職にやむなく復帰、
半年の非常勤勤務を経て専任になって、最初の仕事「中国出張」だったんですね。
あー今頃、レスリーファンのあのお客さんは、どんな思いでこのニュースをご覧になっているんだろう…
前の職場の方々は、どんな思いでこのニュースを見ているんだろう…
どうして、こんなに若いのに?
たしか、たかだか40くらいの年齢で自殺?
人気もいささかも衰えていないし、もともとのその演技力があれば、むしろこれからもっと活躍ができるだろうと思われていたのに。
その後自殺の原因についてあれこれ言われた。
でも、4月1日だったのは、いかにも彼らしい。
ご冥福をお祈りします。
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仔羊おばさん