大手の専門学校の日本語教育の部門を辞めて、
とても小さい新規日本語学校の専任になって2年が経過した。
教務主任になってからは半年が経過。
軽く総括する。
まず、新しい職場との蜜月期間は、教務主任になった時点で終了した。
ってことは、上に主任がいることは、煙たいこともないではないが、やはり気楽だということだ。
日本語学校にだって、「追うべき数字」はある。
日本語能力試験の合格者数だとか合格率とかだ。
私のいる学校は、まあまあ悪くない数字をはじいたが、それは初年度に入学した学生の質がよかったから、という側面がある。
ので、いよいよこれからだ。
主任になると、この数字が重くのしかかるので気楽じゃなくなってしまうのだ。(/_;)
おまけに「教育」は短期間で成果の出せるもんじゃない、って面もある。
また、教師が踊ったって学生の目的が「学習でない」場合には当然数字があがらないから、そういうふうに見るとやりがいが感じられない側面も出てくる。
初年度の学生はその面でもよかったから、私はここに来てよかったって思えるんだと思う。
蜜月期が終わった後も、じりじり、じりじり前に進んだ。
「じりじり」って後退する時に使われるかと思うけど、本当にそんな気持ちで。
ちょっとずつ、ちょっとずつ前進。
この4月からは本格的に自分の主任業務に着手する。
今までは最初の主任のカリキュラムがベースで走ってきたからね。
独自色は、こっからなんです。
(・∀・)
明日から、私のいる日本語学校は結構大きい自社ビルに移転する。
今までも自社の建物だったけどスケールが超小さかった。
今度はうちの社の別部門と同居の大きいビルに移ることになったのだ。
さようなら、小さい小さい講師室!
荷物も書籍も搬出してもうすっからかん!
私の席は当初は右の奥、主任になってからは右手前。
今までありがとう、お疲れ様!と部屋に一礼して昨日はこの部屋を出た。
泣かなかったよ!
でも心は…
(T_T) ヤッパリナイテイタ
昨日朝の空の写真。
帰り道、自問した。
この2年、がんばった?
ーうん、がんばったって胸を張れる!すごいよくやった。
もう一つ写真。こっちは向こうの建物も写ってるね。
最初の主任と対立しちゃった時はほんとしんどかったな。
転職は、新しい出会いを運んできてくれて、新しい空気をいっぱい吸える。
(*‘∀‘)
とはいえ、まだ私の心の中に「なんで私はここにいるんだろう?」ってキモチもないわけではない。
じゃあ、なんでここにいるのかって…
なんでって…
それは自分が望んだからであり、神がそう導いたからであり、
とにかく道がそこにあったからなのだ。
東山魁夷の作品「道」
そういや、疲れ切った時に京都に東山魁夷展を見に行ったな。
息を吹き返した気持ちになったものでした。
この絵は、自分の家の机の前に飾ってます。
正直、重圧もあって、仕事が楽しいなんてとても言える状態じゃない。
でも、この道を行くのは幸せだ。
仔羊おばさん