私の亡き父は、小さい会社の社長で、かなりな仕事人間でしたが、私と弟が小さかった時(小学生くらいまで)は、毎週日曜に車でどっかに連れてってくれていました。
日帰りですから、奈良とか多かったです。
その中で、今でも印象的で、皆様にお勧めなのは「大台ケ原」というところです。
あれが、「奈良県」とは信じがたい!くらい大阪から遠かったです。
ブログに写真を掲載されているかたもおられました。
下記です。すみません。載せて。
昼間でも、十分、幻想的でした。
私が行ったのも、寒い季節でした。枯れ木が一面に広がっていて、空気が張り詰めていて。
とても不思議な、不思議な風景でした。
あれほどのところはいまだかつて見たことはありません。
…写真を見つけました。
けど、私が行った時は曇ってて、寒くて、もっと荒涼とした風景でした。この写真は気持ちよく晴れていて、なんか爽快感がありますね。
なんか、大人になってから、再び行く気にはなっていません。本当は、一人で行きたいのです。一人で行って、一日、あそこで本でも読みながら過ごしたい。
あるいはビートルズの「fool on the hill」みたいに、地球の旋回を感じながら過ごすのもいいかもしれない。
けど、私は車の免許も持っていないし、本当に一人で過ごしたら、ちょっと怖くなるのじゃないかとも思います。
と考えると、なんか行きづらい場所でもあります。
遊びに行く、ってカンジではないんですよね。
むき出しの自然を感じに行く場所なのかな、と思います。
登山で行くなら、ちょっと装備も必要なのかな?
あと、父が連れてってくれた時、私たち以外に人っ子一人いなかった記憶があります。まるで世界中が消えてしまったように感じました。
静寂でした。
あの時、ちょうど子供を卒業しようとしてた時だったから、その心象風景が重なったのかな。いよいよ親の保護を離れて、一人で生きてく入り口に立とうとしてたかな。
私にとっての「荒野への入り口」だったのかな…。
しんみり。
(/_;)
仔羊おばさん