50~60代女性の転職 from55life

長年のワーキングマザー経験から綴る今

仕事人間だった父が連れて行ってくれた場所

 私の亡き父は、小さい会社の社長で、かなりな仕事人間でしたが、私と弟が小さかった時(小学生くらいまで)は、毎週日曜に車でどっかに連れてってくれていました。

 日帰りですから、奈良とか多かったです。

 その中で、今でも印象的で、皆様にお勧めなのは「大台ケ原」というところです。

 あれが、「奈良県」とは信じがたい!くらい大阪から遠かったです。

www.vill.kamikitayama.nara.jp

 

 ブログに写真を掲載されているかたもおられました。

 下記です。すみません。載せて。

http://syashintabi.com/

 

 昼間でも、十分、幻想的でした。

 私が行ったのも、寒い季節でした。枯れ木が一面に広がっていて、空気が張り詰めていて。

 とても不思議な、不思議な風景でした。

 あれほどのところはいまだかつて見たことはありません。

 …写真を見つけました。

 けど、私が行った時は曇ってて、寒くて、もっと荒涼とした風景でした。この写真は気持ちよく晴れていて、なんか爽快感がありますね。

f:id:from55life:20180813145340j:plain

 なんか、大人になってから、再び行く気にはなっていません。本当は、一人で行きたいのです。一人で行って、一日、あそこで本でも読みながら過ごしたい。

 あるいはビートルズの「fool on the hill」みたいに、地球の旋回を感じながら過ごすのもいいかもしれない。

 けど、私は車の免許も持っていないし、本当に一人で過ごしたら、ちょっと怖くなるのじゃないかとも思います。

 と考えると、なんか行きづらい場所でもあります。

 遊びに行く、ってカンジではないんですよね。

 むき出しの自然を感じに行く場所なのかな、と思います。

 

 登山で行くなら、ちょっと装備も必要なのかな?

 

 あと、父が連れてってくれた時、私たち以外に人っ子一人いなかった記憶があります。まるで世界中が消えてしまったように感じました。

 静寂でした。

 あの時、ちょうど子供を卒業しようとしてた時だったから、その心象風景が重なったのかな。いよいよ親の保護を離れて、一人で生きてく入り口に立とうとしてたかな。

 私にとっての「荒野への入り口」だったのかな…。

 

f:id:from55life:20180813150638j:plain

 しんみり。

  (/_;)

 仔羊おばさん