50代でも、40代でも、
安定して働いているとしても、転職するとしても、
ともかくその年齢なら、「更年期」は「更年期」なんですよね。
更年期は、私の知る限り、とても症状の重い方も、さほどなかったわーという軽い人もいると思います。
私自身は、仕事の忙しさとしんどさに紛れ、「さほどなかったわー」のクチですので、これについて語る資格はないといわれるかもしれません。
ところが、この、「さほどなかったわー」の私でも、ハッキリわかる「ホットフラッシュ」はありましたし、それまでとは明らかに違う「性格の変化」「考えの癖の変化」なんかがありました。
なので、そういうのが一段落した今、思うのが「自分は更年期とは無縁だ!」なんて過信しないほうがいいんじゃないかということです。
そういや、40代後半から50代前半にかけて、特に夫などからは「更年期や」などと指摘されていました。でも、自分は真剣に子供のこと、仕事のこと悩んでいたり怒っていたりするのに、それを「更年期」に転化されて、ますます腹が立っていたのです。わかってくれないもんだから口をつぐむようになり、一人で悶々とする、ということも増えました。心理的にはちょっと悪循環に陥ってしまっていました。
それを今振り返ると、「意外と夫の指摘は当たっていたのかも…」と、今は謙虚に思うわけです。
もしも40代前半の私に、今の私が会って、「あんたは50代半ばになると、何にでも感謝できなくなっている。すぐに卑屈になる。本当に人生が真っ暗に見える時が来たりする。傲慢さが出てくる。夜眠れない日もやってくる。冗談を言って笑うのが下手になる。周囲の人の言うことに過敏に反応するようになる。やけに自信家なくせに、ずけずけものを言うのが怖くなる。」なーんて言ったら、真剣にびっくりするでしょう。きっと信じないと思います。
この性格の変化を、「更年期」というものでひとくくりにするのは危険だし、実際の自分の実感としては「経験がそういう変化をもたらした」と感じているのですが…。
けれども、たしかに、「閉経」前後なんですよね…。それが、ばっちり一致しちゃうんですよね…。
私は、子宮筋腫の手術で閉経を迎えたわけですが、その前後何年間かを今振り返ると本当にその変化がありました。1日で変わったわけじゃないので、自分では当時は気づきませんでした。
その中で仕事を継続したり、転職したりとしたわけです。
今思えば、もっと謙虚に更年期を研究すればよかったと思います。
今日は、反省…