このブログを始めた時に、
なぜ仕事を辞めることになるのか
というタイトルで、何回か書きました。
⑤までだったかと思うので、今回はとりあえず⑥で。
実際、退職の理由ってそう単純なものではないのが普通かと思います。
ワタクシの場合もそうです。
ですから以前書いた理由じゃない理由も複雑に絡み合っています。
このニュースを見て、
今一つ退職理由を思い出しました。
これと同じように、守られるべき約束が守られなかったことが、ワタクシの職場でもあったのです。
このニュースのように深刻なものではなかったですが。
それは、「学生満足度アンケート」で起きました。
もともとこのアンケートは学科長と主任のみが見る、という学生と約束して実施されていました。
全ての先生の満足度が5段階で評価されます。
それは、各講師、結構気にしてました。
結果は各講師に個別に伝えられました。
そして何年か、それは約束通り行われてきました。
約束は約束通り守られていました。
そのうちに、学科長が変わりました。
ある時、専任講師8人くらいの会議で、その新学科長が
「〇山先生の満足度が低い。×点しかない。△川先生の評価も×点だ。」と口にしたのです。
皆、口あんぐりで一瞬、何も言えませんでした。
首を横に振ったり、顔をしかめたりしてる先生もいました。
学科長は、まるで、その数字を皆の前で言うのが当たり前みたいに口にしたのです。
私は「あの、満足度アンケートの結果は、学科長と主任以外は見ない、他の先生には公表しないというのが学生との約束です。」
と言って口をつぐみました。
他の先生もうなずき、とても気まずい雰囲気になりました。
その後は、そんなことはなくなりました。が、やはり「姿勢」というのは出るもので、以前の主任ならアンケートの集計は自分でやっていたのに、それは事務スタッフにさせたりするようになりました。
これも学生への約束とは違います…。
本当に私にとって問題だったのは、そういう感覚の学科長が、その後ワタクシの学校組織のナンバー2になったことです。(学科長としてワタクシの職場に来る前からのそれは既定路線でした)
いずれナンバー1となるのです…。
ちょっとそんなことも、自分の転職の背景にはありました。
仕事を辞める理由の⑥は「経営幹部の姿勢」でしょうか。
誠実に約束は守りたいものです。
仔羊おばさん